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すべてOCLVカーボンに進化 TREK 2012
2011.12.14
新OCLVファミリーの全貌
初期はOCLV110、OCLV120など1平方メートル当たりの重量で、2008年からはグレードによってOCLVレッド、OCLVブラックなどの名前で呼ばれていたが、2012シーズンからは5段階にランク分けされる。SSLに使用される最高の素材(HEX SLと呼ばれる軍事・航空用素材)がOCLV700、トップグレードである6シリーズの素材であるOCLV600、以下5シリーズにOCLV500、4シリーズにOCLV400、3シリーズにOCLV300という使い分けがなされる。OCLVの基準である「フレーム素材内の空隙率が1%以下」というクォリティを3シリーズから旗艦モデルのSSLまですべてのカーボンフレームが獲得したことになる。
マドン4 シリーズ
昨年のTCTカーボンから素材を変更し、OCLV400となった新型4シリーズ。上位モデルとは異なり、シートマストではなくノーマルポストを採用するが、フレーム形状は6シリーズの流れをくむものに一新された。上位機種と同等のBB90や下ワンが1.5インチとなるE2フォークなどを採用し、旧モデル比で剛性は20%向上、重量は150gの減少となっている。アルテグラベースの4.7、105で組まれる4.5のほか、女性用モデルとなる4.5WSDの3モデルをラインナップ。
MADONE 4 シリーズ(完成車価格)29万9000円(4.7)22万9000円(4.5、4.5WSD)
フレーム●400シリーズOCLVカーボン
フォーク●ボントレガー・レースライトアルミ×カーボン
コンポーネント●シマノ・アルテグラ
ホイール●ボントレガー・レース
タイヤ●ボントレガー・R1
サドル●ボントレガー・アフィニティ2
ハンドルバー●ボントレガー・レースブレードVR-C
ステム●ボントレガー・レースライト
シートポスト●ボントレガー・カーボン
サイズ●50~62cm(2cm刻み)
カラー●ホワイト×ブラック×レッド
※スペックは試乗した4.7のものとなります
マドン5 シリーズ
昨年、TCTカーボンとなりファンをガッカリさせた(性能はOCLV時代のレベルをなんとか維持していた)5シリーズだが、2012モデルからは再びOCLV500を使う。フレームの形状は大きく変化していないが、アルミだったフォークコラムがカーボンとなり、軽量化と振動吸収性が向上した。5シリーズ以下はアジアメイドとなるが、クォリティはOCLVの基準を満たしている。5シリーズからはフレーム販売が設定されるようになる。
MADONE 5 シリーズ(完成車価格)52万円(5.9)38万円(5.2)
フレームセット価格 24万円(5.9)
フレーム●500シリーズOCLVカーボン
フォーク●ボントレガー・レースXライトアルミ×カーボン
コンポーネント●シマノ・アルテグラ
ホイール●ボントレガー・レース
タイヤ●ボントレガー・R3
サドル●ボントレガー・アフィニティ3
ハンドルバー●ボントレガー・レースブレードVR-C
ステム●ボントレガー・レースXライト
シートポスト●ボントレガー・ライドチューンドカーボンシートマスト
サイズ●50~64cm(2cm刻み)
カラー●グロスカーボン×マットカーボン
※スペックは試乗した5.2のものとなります