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来季はキャノンデールプロサイクリングで活動 バッソ&サガン独占インタビュー

4度目の挑戦でついに大好きなジャパンカップを制したイバン・バッソと、
その勝利に貢献したペーテル・サガン。
来シーズンはキャノンデールプロサイクリングで活動する
2人のトップ選手に独占インタビューした!

リクイガスとして最後のレースを勝利で飾ったイバン・バッソ

10月21日にジャパンカップで初優勝したイタリアのイバン・バッソ(リクイガス・キャノンデール)は大会終了後、チームメートたちと一緒に東京都内へと移動。22日はゆっくり観光をするヒマもなく、メディアの取材を精力的にこなした。そんなプロフェッショナルなバッソに、cyclesports.jpが独占インタビューした。

Q:今年のジャパンカップを勝ちに来たのは、今シーズンは1勝もしてなかったから?
バッソ「選手というものはいつだって勝ちたいと望んでいるものさ。たしかに今シーズンはとてもきびしかった。しかし、毎年同じようにできるものじゃあないからね。ジャパンカップで勝てたのは本当にうれしいよ。このレースはリクイガスがスポンサーで走った最後のレースだったから、とても重要だったんだ」
 
Q:今日のガゼッタ・デロ・スポルト紙にもう優勝インタビューが掲載されていると聞いたけど、レース後に取材されたの?
バッソ「イタリアでジャパンカップはとても有名なんだ。ボクたちがここで最後のレースをどんな風に走ったのか、みんなが知りたがっている。だからガゼッタは、1ページの特集をしてるんだ。もうボクのiPadで見られるよ」

Q:来シーズンはキャノンデールプロサイクリングチームで走ることになるけれど、目標はもう決まっている?
バッソ「来年のツールのコース発表は2日後だから、まだ決まっていないよ。ツールのコースを見てからジロとツールのどちらを来年の目標にするか決めるつもりだ」

Q:ジロのコース発表で、来年のコースはガビア峠とステルビオ峠越えがある終盤のステージが勝負どころになると言ってたね?
バッソ「その2つの峠は伝説だからね。けれど、それまでに20ステージもあって、それぞれのステージが大切なんだよ」

Q:自宅の近くでブルーベリー農場を始めたと聞いたけど、引退後のため?
バッソ「そうだよ。ブルーベリーを選んだのはボクが大好きだからなんだけど、ボクの地元ではまだあまり市場に出回ってないからというのもあるんだ。3年後には商品化できるような計画でやっているよ」

Q:11月で35歳になるけど、何歳まで現役をつづけるつもり?
バッソ「あと5年、40歳になるまでは続けるつもりだ。そして5年後に、ジャパンカップを引退レースにしたいと思っている。だから主催者に招待してくれるように頼んでおいてほしいな!」
 

初来日に大勢のファンが熱狂したペーテル・サガン

初来日したスロバキアのペーテル・サガン(リクイガス・キャノンデール)はジャパンカップをバッソのアシストとして走り、リタイアでレースを終えた。しかし、今年のツールで大活躍したこともあって、来日選手のなかでは一番人気だった。そんなサガンにcyclesports.jpは、読者からの質問もまじえて独占インタビューした。


Q:9月のリンブルフ世界選の後、故郷スロバキアに帰っていて、ジャパンカップの前は1ヶ月間レースを走ってなかったと聞いたけど、その影響はあった?
サガン「それもあるけれど、日曜日のレースは最初からイバンがエースだと決まっていたからね。ボクは土曜日のクリテリウムでスプリントをするのが役目だったけれど、それはうまく行かなかった」

Q:今年の世界選は何故狙わなかったの?
サガン「これはすべての選手に言えることだけど、1年を通してコンディションを維持するのはとてもむずかしいことなんだ。ツールのあと、世界選までいいコンディションを維持できなかったんだよ。ボクはスロバキアのエースとして、そしてリクイガス・キャノンデールのエースとしていつも注目されつづけている。そんななかで世界選を狙わなかったと言われてしまうのは残念だ」
 
Q:自転車レースを始めたきっかけは?
サガン「兄のユライが9歳で自転車を始めて、すぐにレースで勝ち始めたのを見て、その影響でボクも次の年から始めたんだ。他に自転車レースをやっていた家族はいなかった」

Q:自転車レースはスロバキアでメジャーなスポーツ?
サガン「昔はメジャーではなかったけど、今はボクの成績のおかげで人気スポーツだ。スロバキアではサッカーとホッケーが人気で、ボクもやってみたことはあるけれど、それを職業にしようと思うほどではなかった」

Q:来シーズンの目標は? 今年好成績を残した北のクラシックを狙いたいと聞いたけど?
サガン「目標は今年も来年も変わらない。今年も北のクラッシックは順調に挑戦したけれど、ただ成績が残せなかっただけだった。来年も同じ目標を持って、同じレースを走るつもりさ」

Q:北のクラシックで一番勝ちたいレースは?
サガン「ロンド・バン・ブラーンデレンだよ」

Q:ジュニアで2位になったパリ~ルーベは?
サガン「パリ~ルーベは去年走ったけど、自分に合っていると感じなかった。また挑戦してみたいとは思うよ」

Q:次は読者の布施和幸さんからの質問。ツール・ド・フランスで走ることが決まった時の気持ちは?
サガン「とてもうれしかったよ。走る前から他のレースとはちがうと聞いていたけれど、それを目の当たりにしたね。ツールは世界最大のレースで、トップ選手が最高のコンディションで100%の気持ちを持って挑んでくるから選手のレベルがちがっていた。ジロやブエルタのように、コースの厳しさで選手が振り落とされていくのではなく、作戦とか、スプリントでは集団の中で前に展開していくこととか、脚や気持ち、とにかくすべてのことでハイレベルが要求されるのがツールだと思った」

Q:読者の石井祥平さんからの質問。次にやろうと考えているゴール・パフォーマンスは?
サガン「もうどんなパフォーマンスをするのか決まってはいる。きっとみんなおどろくと思うよ」

Q:読者の鈴木恵さんからの質問。おかあさんの手料理で一番好きなものを教えてください!
サガン「ニョッキのようなものに、ブリンザというスロバキアのチーズをのせた料理。スロバキア語ではブリンゾベー・ハールスキーって言うんだよ」
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問い合わせ先

キャノンデール・ジャパン
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