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「ひとりでも多くの子供たちに自転車の楽しみを」 第5回ウィーラースクールin前橋

「ひとりでも多くの子供たちに自転車の楽しみを」を合い言葉に、自転車愛好家の有志で運営されている、子供向けのスクールイベントが「ウィーラースクール」だ。イベントはどんな雰囲気で開催されているのか、1月19日にグリーンドーム前橋で開催された模様をレポートする。
text&photo●ナカジ

参加した子供は100人! 豪華なゲスト講師陣!

群馬県前橋市にあるグリーンドーム前橋。1990年に行なわれた世界選手権のメイン会場として使用されたこともある競輪場だ。そのバンクを使って、今回のウィーラースクールは開催された。地元群馬県をはじめ、近県から100人の子供たちが参加した。講師陣も豪華で、地元前橋出身の狩野智也選手(Team UKYO)が校長となり、全日本チャンピオンの土井雪広(同)。宇都宮ブリッツェンから栗村修監督、普久原奨、飯野智行。那須ブラーゼンの若杉厚仁、清水良行。さらに前橋競輪所属の競輪選手たち、という豪華な顔ぶれ。そして、地元前橋のショップ「サイクルショップタキザワ」が強力にバックアップした。

自転車を楽しむために!

今回は小学生以下を対象としたカリキュラム内容。午前中は「一本橋」や「スラローム」、「ボトルとり」といった走行技術の基本となる部分を練習。午後はバンクを1周するタイムトライアルと、午前中のカリキュラムの自主トレ! この自主トレは、子供たちがかなり積極的にこなしていた。失敗しても何度も何度も挑戦する姿に、保護者たちも熱い視線を送っていた。タイムトライアルはフィニッシュ後に肩を上下するほど追い込んだ子から、笑顔でかえってくる子まで様々。とにかく自転車を楽しんでもらうという、このスクールのコンセプトを表していた。ちなみに一番時計は31秒21。

全員参加のリレーは大盛り上がり!

最後に生徒、講師全員を4チームにわけたリレーが行なわれた。出走順序は”背の順”。まずは、ペダルなし二輪車の”ストライダー”に乗った幼児たちからスタートし、幼稚園児、小学生と選手が大きくなっていくにつれて、どんどんスピードアップ。最後は、子供サイズの自転車にまたがったゲスト講師たちのフルもがきでフィニッシュ! 大盛況の中、スクールは終了となった。 ここで受講した子供たちが、これから大きく成長していく中で「自転車って楽しいんだ!」という記憶と、ヘルメットをかぶるなど、基本的なマナー意識を持って大きくなっていく。それは大人になっても頭の片隅に残り続けるだろう。そうすれば、日本の自転車を楽しむ環境の未来は明るい。 ●ウィーラースクール今後の開催予定 3月10日(日)<当日受付>第9回サイクルオープンDAY in秋葉台 会場:神奈川県藤沢市秋葉台公園 2月3日(日)<当日受付>第9回サイクルオープンDAY in秋葉台 会場:神奈川県藤沢市秋葉台公園

問い合わせ先

サイクリングスクール.jp
http://cyclingschool.jp/