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今年はレースクラスが2.1にグレードアップ! ツアー・オブ・ジャパン発表会見

5月に開催されるツアー・オブ・ジャパンの記者発表が都内で行われ、優勝候補である土井選手らが出席した

5月19日に堺市で開幕! 第16回ツアー・オブ・ジャパン


日本を代表するステージレースであるツアー・オブ・ジャパンの開催概要と出場チームの発表会見が、2月18日に都内で行われた。第16回大会はUCIアジアツアーのレースクラスが2.2から2.1にグレードアップ。5月19日から26日までの日程で、全6ステージが競われる。開催地は昨年と変わらず、堺、美濃、南信州、富士山、伊豆、東京の6ヶ所。昨年中止になった奈良ステージの復活はなく、代わりのステージも新設されなかったため、今年も大会2日目は移動日となった。 発表会見にはチームUKYOの片山右京監督と今季移籍した土井雪広選手、宇都宮ブリッツェンの栗村修監督がゲストとして参加し、グレードアップした大会への意気込みを語った。総合優勝を期待されている土井選手からは「移籍して最初のステージレースなので緊張する部分もある。絶対に勝たなければならない立場の人間なので、その責任を感じて走る。出るからには優勝を狙う」と、頼もしい発言が飛び出していた。 [第16回ツアー・オブ・ジャパン 全日程] 5月19日(日) 第1ステージ 堺(大阪府堺市)2.65km         大仙公園周回コース(個人タイムトライアル) 5月20日(月) 移動日 5月21日(火) 第2ステージ 美濃(岐阜県美濃市)160.7km          旧今井家住宅前~横越~美濃和紙の里会館前周回コース 5月22日(水) 第3ステージ 南信州(長野県飯田市)148km          飯田駅~下久堅周回コース~松尾運動場前 5月23日(木) 移動日 5月24日(金) 第4ステージ 富士山(静岡県駿東郡小山町)11.4km          ふじあざみライン入口~富士山須走口5合目 5月25日(土) 第5ステージ 伊豆(静岡県伊豆市)146.4km          日本サイクルスポーツセンター周回コース 5月26日(日) 第6ステージ 東京(東京都)112.7km          日比谷シティ前~大井埠頭周回コース                             【総距離:581.85km】

純白の新人賞ジャージが新設された!


今年のツアー・オブ・ジャパンには、25歳以下の選手(2013年に満25歳となる選手)を対象とした新人賞が新設された。対象選手の個人総合時間成績の最上位選手を表彰するもので、ツール・ド・フランスと同じ純白のリーダージャージが導入される。 【ツアー・オブ・ジャパン 4賞ジャージ】 ■個人総合時間賞…グリーンジャージ ■ポイント賞…ブルージャージ ■山岳賞…レッドジャージ ■新人賞…ホワイトジャージ 【そのほかの賞】 ■区間賞 ■団体総合時間賞

グレードアップしたTOJ 気になる参加チームは?


第16回大会には、6人編成の16チームが参加する予定だ。その内訳は海外チームが7チーム、国内チームが9チームとなっている。 UCIアジアツアーのクラス2.1に昇格したツアー・オブ・ジャパンには、UCIルール上、地元のクラブチームは参加できなくなってしまったが、UCIプロフェッショナルコンチネンタルチーム、UCIコンチネンタルチーム、ナショナルチームとともに、UCIプロチームも参加できるようになった。2月18日の発表ではまだUCIプロチームの名前は入っていなかったが、今後サプライズなビッグチームが発表される可能性はある。現在発表されている海外チームは4チームで、西薗良太選手が所属しているUCIプロフェッショナルコンチネンタルチームのチャンピオンシステムサイクリングチーム(中国)、UCIコンチネンタルチームのOCBCシンガポールコンチネンタルサイクリングチーム(シンガポール)、ドラパックサイクリング(オーストラリア)、ハオンサーモン・ジェネシスウエルスアドバイザーズ(オーストラリア)。残りの3チームは現在調整中だ。そのなかには残念ながら佐野淳哉選手が所属しているイタリアのビーニファンティーニ・セッレイタリアは含まれていないが、今後の調整次第では声がかかる可能性も残されている。 国内チームはすでに全9チームが決定していて、UCIコンチネンタルチーム8チームと、日本ナショナルチームが選ばれた。残念ながら、今シーズンUCI登録されているコンチネンタルチームのなかで、今年初登録されたシエルヴォ奈良サイクリングチームだけが選ばれていない。このチームはツアー・オブ・ジャパンの区間優勝を最大の目標にしていただけに、チームもファンもがっかりだろう。日本ナショナルチームは、国内チームに選ばれなかったコンチネンタルチームやクラブチームなどの選手のなかから、若手選手中心に選ばれる予定だ。
【ツアー・オブ・ジャパン 参加予定チーム】 (海外チーム)※最大7チーム ●UCIプロフェッショナルコンチネンタルチーム チャンピオンシステムサイクリングチーム(中国) ●UCIコンチネンタルチーム OCBCシンガポールコンチネンタルサイクリングチーム(シンガポール) ドラパックサイクリング(オーストラリア) ハオンサーモン・ジェネシスウエルスアドバイザーズ(オーストラリア) ※残りの3チームは調整中 (国内チーム) ●UCIコンチネンタルチーム 愛三工業レーシングチーム ブリヂストン・アンカー Cプロジェクト(*キャノンデール・チャンピオンシステム) マトリックス・パワータグ シマノレーシングチーム チームNIPPO・デローザ チームUKYO 宇都宮ブリッツェン ●ナショナルチーム 日本ナショナルチーム ※キャノンデール・チャンピオンシステムは、UCIコンチネンタルチーム登録申請名がCプロジェクトになっている

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