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ビンディングペダル解体新書

ペダルとシューズを固定することで、ライダーのペダリングパワーをより効率よくバイクの推進力に変換するために欠かせないアイテムが「ビンディングペダル」。現在マーケットにある主要3社のビンディングペダルは、何が違ってどこが優れているのかはサイクリストなら気になるポイントだ。

シマノ、タイム、ルックのビンディングペダルを実験・分解して徹底比較。構造&動き方の完全数値化でペダルチョイスが分かりやすくなる! 


 
text:鏑木 裕 photo:佐藤竜太/長谷川拓司/吉田悠太

そもそもビンディングペダルとは?



ロードバイクユーザーはもちろんのこと、長距離ツーリストや通勤ユーザーも、ビンディングペダルは標準的な装備となっている。

ペダルとシューズを〝バインド〞させることで、機材(バイク)と体との一体感を高めてくれる。足の快適性とペダリング効率が向上するため、一般のペダル(フラットペダル)からビンディング&シューズにさえ交換すれば、速く走れてしまう魔法の部品だ。


自転車が進むための入力点となるペダル。スポーツバイクでは標準的な装備となっているビンディングペダルだが、一口に〝ビンディング〞といってもモデルごとに仕様は少しずつ異なる。

それらを徹底解剖し、構造や動作を図解。一見同じように捉えられがちなグレードごとの差異にも、きちんとした差別化が図られていることが分かる。推進力の源をしっかりと見直すことで、ペダリングはもっと快適に、もっと効率的になるはずだ!


 

ビンディングペダルで代表的な3メーカー、シマノ、タイム、ルックを解説

左からタイム、ルック、シマノ
左からタイム、ルック、シマノ

■シマノ・SPD-SL系ペダル


■タイム・​XPRO/XPRESSO系ペダル


■ルック・ケオ系ペダル


 

以下の10項目を比較!



①スタックハイト(スタック)
②Qファクター
③フローティング角度
④リリース角度
⑤スプリングテンション
⑥クリート調整幅
⑦重量
⑧ロードクリアランス
⑨プラットフォーム幅
⑩ベアリングサポート幅


→各機能の詳細解説を読む





 



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