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イル・ロンバルディアは地元イタリアのニバリが逃げ切り優勝

レース
プロ通算50勝目をロンバルディアで飾ったニバリは、両手で50の数字を示してフィニッシュラインを通過した

10月7日に北イタリアで開催された第111回イル・ロンバルディア(UCIワールドツアー)は、地元イタリアのビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ)が独走で逃げ切り、2年ぶり2度目の優勝を果たした。彼にとってこの勝利はプロ通算50勝目だった。


2位にはフランスのジュリアン・アラフィリップ(クイックステップフロアーズ)が入り、3位争いはスプリント勝負でイタリアのシャンニ・モスコン(チームスカイ)が勝ったが、彼のすぐ後方にいたフランスのアレクシス・ビュイエルモーズ(AG2R・ラモンディアル)が不満をアピールしていた。

ところがゴール直後に発表されたリザルトにはビュイエルモーズの名前がなく、チームも彼は失格になったとツイートしていたが、その後発表された公式リザルトでは、4位にランクインしていた。

ゴールまで残り17.4kmのチビリオ峠で、先頭集団から最初にアタックを決めたのはフランスのティボ・ピノー(FDJ)だった。しかし、山頂の手前で彼はニバリに追いつかれてしまった。ダウンヒルのスペシャリストであるニバリは、チビリオ峠の下りでピノーを置き去りにし、単独で先頭に立った。

ニバリはそのまま後続とのタイム差を広げ、コモのゴールを目指したが、ピノーは残り5kmの最後の上り坂で後続グループに吸収されてしまった。そこから下りでアラフィリップがアタックしてニバリを追ったが、タイム差はすでに40秒近く開いていた。

ニバリはそのまま逃げ切り、両手で50の数字を示してフィニッシュラインを通過する余裕さえあった。彼は9月にブエルタ・ア・エスパーニャ(UCIワールドツアー)の第20ステージで落車し、肋骨に小さなヒビが入り、その後ベルゲンで開催されたロード世界選手権には参加できなかった。しかし、彼は10月まで好調を維持し、地元イタリアで開催されたシーズン最後のUCIワールドツアーを制してバーレーン・メリダに大きな勝利をもたらすことができたのだ。


■ロンバルディアで2度目の勝利を果たした32歳のニバリのコメント「チームがとてもサポートしてくれて、今シーズンを締めくくる最高の条件を僕に与えてくれた。やっと素晴らしい勝利を収めることができた。もっと多くは望めなかった。2年前にやり遂げたことを再現するのは容易ではなかった。

今回はみんなが僕を優勝候補だと認識していたから、より難しかった。モニュメント・レースで勝つことは常に大きな功績だ。このレースでいい成績を上げて、シーズンを終わらせたかった。それを成し遂げられてうれしいよ」
 
 
 
■第111回イル・ロンバルディア結果[10月7日/ベルガモ〜コモ/イタリア/247km]

1 ビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)6時間15分29秒
2 ジュリアン・アラフィリップ(クイックステップフロアーズ/フランス)+28秒
3 ジャンニ・モスコン(チームスカイ/イタリア)+38秒
4 アレクシス・ビュイエルモーズ(AG2R・ラモンディアル/フランス)+38秒
5 ティボ・ピノー(FDJ/フランス)+38秒
6 ドメニコ・ポッツォヴィーボ(AG2R・ラモンディアル/イタリア)+38秒
7 ファビオ・アルー(アスタナプロチーム/イタリア)+38秒
8 ミケル・ニエベ(チームスカイ/スペイン)+40秒
9 ナイロ・キンタナ(モビスターチーム/コロンビア)+42秒
10 セルゲイ・シェルネツキー(アスタナプロチーム/ロシア)+47秒
DNF 小林海(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/日本)
(http://www.ilombardia.it)
 
 

UCIワールドツアーランキング2017

■個人ランキング
1 グレッグ・バンアーベルマート(BMCレーシングチーム/ベルギー)3582pts
2 クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)3452pts
3 トム・ドゥムラン(チームサンウェブ/オランダ)2545pts
4 ペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)2544pts
5 ビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)2196pts
6 ミハウ・クウィアトコウスキー(チームスカイ/ポーランド)2171pts
7 アレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム/スペイン)2105pts
8 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)2050pts
9 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)2049pts
10 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)1987pts
■チームランキング
1 チームスカイ(英国)12689pts
2 クイックステップフロアーズ(ベルギー)12233pts
3 BMCレーシングチーム(米国)10539pts
4 チームサンウェブ(ドイツ)7991pts
5 トレック・セガフレード(米国)7455pts


今年のUCIワールドツアーは、この後延期になっていたプレジデンシャル・サイクリング・ツアー・オブ・ターキー(トルコ)を、10月10日から15日までの日程で行う。そして、19日から24日の日程で開催される最終戦のグリー・ツアー・オブ・広西(中国)で、全スケジュールが終了する。


(http://www.uci.ch/road/ranking/)