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ブエルタ・ア・エスパーニャ2017で英国のフルームが総合初優勝

レース
photo : Luis Angel Gomez/BettiniPhoto©2017
 
第72回ブエルタ・ア・エスパーニャ(UCIワールドツアー)は、9月10日にアロヨモリノスから首都マドリードまでの117.6kmで最終区間の第21ステージを競い、英国のクリストファー・フルーム(チームスカイ)が総合初優勝を果たした。

総合2位はイタリアのビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ)、3位はロシアのイルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン)だった。


フルームはアンドラでゴールした第3ステージで総合首位に立ってマイヨ・ロホを獲得した後、最終日まで誰にもそれを渡すことはなかった。彼はポイント賞のマイヨ・ベルデとコンビネーション賞のマイヨ・コンビナダも獲得した。

これまで1シーズンにツール・ド・フランスとブエルタの両方で総合優勝したのはフランスのジャック・アンクティル(1963年)とベルナール・イノー(1978年)で、フルームは3人目の選手になった。アンクティルやイノーが優勝した当時、ブエルタは春に開催されていたため、ツール後に移動した後は初めての記録になった。

1シーズンに2つのグランツールで優勝した記録は、2008年にスペインのアルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード)が、ジロ・デ・イタリアとブエルタで総合優勝して以来、9年ぶりになる。

マドリード市街地のサーキットでゴールした最終ステージは、集団ゴールスプリントを制してイタリアのマッテーオ・トレンティン(クイックステップフロアーズ)が今大会4勝目を上げた。

トレンティンはポイント賞奪還を目指して中間スプリントでも1位になっていたが、ポイント賞を守るためにマイヨ・ロホのフルームがゴールスプリントに加わり、区間11位に入ってポイントを獲得。トレンティンは2ポイント及ばず、ポイント賞を獲得できなかった。

今大会が現役引退レースになったコンタドールは、マドリードのサーキットに先頭で入り、沿道に詰めかけた観客に最後の別れを告げた。彼はこの日、7秒遅れでゴールしたため、最終総合成績はウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ)に抜かれて5位に後退した。

コンタドールは今年のブエルタで最も敢闘した選手に贈られる最優秀敢闘賞を受賞し、マドリードの表彰台に上がることができた。


■総合初優勝したフルームのコメント「ただただ信じられない。グランツールでポイント賞を獲得を狙って勝ち取るのは、ボクの人生で1回だけだろうと考えた。ボクたちは全力を尽くし、数ポイントを得ることができた。その結果では、明らかにボクはより幸せにはなれなかった。でもそれは勝つための競争で、それだけのことさ。

信じられないような旅だった。今まで誰もツールで勝った後にはブエルタで勝ったことはなかったから、それを出来たのは素晴らしい。ボクがそれを1人でやり遂げたわけではないのは明確だ。素晴らしいチームのお陰であり、サポートしてくれた皆、ファン、家族、友人のおかげだ。素晴らしい数ヶ月で、それに貢献してくれた皆に感謝したいと思う。

ボクはこの勝利のために6年間戦ってきた。そして2位の位置には3年立った。だから今回一番上に立てて素晴らしいよ」


■マドリードで区間4勝目を上げたトレンティンのコメント「チーム全員が一日中信じられないくらい働いた。それはTVで観ることができたと思う。仕事は僕たちがサーキットに入ってからゴールまで続き、また勝利を得ることができた。

フルームはマイヨ・ベルデを守りたいと僕に言っていた。4勝もしたのに(ポイント賞を取れなかったのは)残念だった。2回の集団ゴールスプリントと、2日の厳しい日に勝った。そのことには満足できるよ」

 
 
 
 
■第21ステージ結果[9月10日/アロヨモリノス~マドリード/117.6km]

1 マッテーオ・トレンティン(クイックステップフロアーズ/イタリア)3時間06分25秒
2 ロレンゾ・マンザン(FDJ/フランス)
3 セーレンクラーグ・アンデルセン(チームサンウェブ/デンマーク)
4 トム・ヴァンアスブルック(キャノンデール・ドラパック/ベルギー)
5 イバン・ガルシア(バーレーン・メリダ/スペイン)
6 マグヌスコルト・ニールセン(オリカ・スコット/デンマーク)
7 ケネット・ヴァンビルセン(コフィディス/ベルギー)
8 サシャ・モドロ(UAE・チームエミレーツ/イタリア)
9 ミヒャエル・シュワルツマン(ボーラ・ハンスグローエ/ドイツ)
10 ダニエル・ホールガールデ(FDJ/ノルウエー)
11 クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)
27 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)+7秒

[第72回ブエルタ・ア・エスパーニャ 個人総合最終成績]
1 クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)82時間30分02秒
2 ビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)+2分15秒
3 イルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン/ロシア)+2分51秒
4 ウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ/オランダ)+3分15秒
5 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)+3分18秒
6 ウァウテル・プールス(チームスカイ/オランダ)+6分59秒
7 マイケル・ウッズ(キャノンデール・ドラパック/カナダ)+8分27秒
8 ミゲルアンヘル・ロペス(アスタナプロチーム/コロンビア)+9分13秒
9 スティーフェン・クラウスウェイク(チームロットNL・ユンボ/オランダ)+11分18秒
10 ティージェイ・バンガードレン(BMCレーシングチーム/米国)+15分50秒
[各賞]
■マイヨ・ベルデ:クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)
■マイヨ・デ・ルナレス:ダヴィデ・ヴィレッラ(キャノンデール・ドラパック/イタリア)
■マイヨ・コンビナダ:クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)
■チーム成績:アスタナプロチーム(カザフスタン)
■新人賞:ミゲルアンヘル・ロペス(アスタナプロチーム/コロンビア)
■最優秀敢闘賞:アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)
*マイヨ・ロホ(個人総合リーダージャージ)...真紅/マイヨ・ベルデ(ポイント賞ジャージ)...緑/マイヨ・デ・ルナレス(山岳賞ジャージ)...白地に青い水玉/マイヨ・コンビナダ(コンビネーション賞)...白
(http://www.lavuelta.com/la-vuelta/2017/us/)
 
 
photo : Luis Angel Gomez/BettiniPhoto©2017

第21ステージのハイライト映像


Summary - Stage 21 - La Vuelta 2017 投稿者 la_vuelta

ブエルタ・ア・エスパーニャ2017のハイライト映像


Best of - La Vuelta 2017 (EN) 投稿者 la_vuelta

UCIワールドツアーランキング2017

■個人ランキング
1 グレッグ・バンアーベルマート(BMCレーシングチーム/ベルギー)3432pts
2 クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)3332pts
3 トム・ドゥムラン(チームサンウェブ/オランダ)2525pts
4 ペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)2444pts
5 ミハウ・クフィアトコフスキー(チームスカイ/ポーランド)2171pts
6 アレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム/スペイン)2105pts
7 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)2040pts
8 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)1987pts
9 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)1924pts
10 リッチー・ポート(BMレーシングチーム/オーストラリア)1882pts
■チームランキング
1 チームスカイ(英国)12024pts
2 クイックステップフロアーズ(ベルギー)11633pts
3 BMCレーシングチーム(米国)10249pts
4 チームサンウェブ(ドイツ)7733pts
5 トレック・セガフレード(米国)7150pts
(http://www.uci.ch/road/ranking/)