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シエラ・ネバダ山脈頂上ゴールのブエルタ第15ステージでロペスが今大会2勝目をマーク

レース
photo : Luis Angel Gomez/BettiniPhoto©2017
 
第72回ブエルタ・ア・エスパーニャ(UCIワールドツアー)は、9月3日にアンダルシア地方のアルカラ・ラ・レアルから標高2510メートルでカテゴリー超級のシエラ・ネバダ山脈のアルト・オヤ・デ・ラ・モラ頂上までの129.4kmで第15ステージを競い、コロンビアのミゲルアンヘル・ロペス(アスタナプロチーム)が、第11ステージにつづいて今大会区間2勝目を上げた。

マイヨ・ロホを着た英国のクリストファー・フルーム(チームスカイ)は、47秒遅れの区間5位でゴールし、総合首位の座を守った。ロペスは総合10位から総合6位へと順位を上げている。



第15ステージは、レース中盤に越えたカテゴリー1のアルト・デ・アサリャナス峠を逃げから先行したベルギーのサンデル・アルメ(ロット・スーダル)が先頭で通過した後、この登坂で集団からアタックしたロマン・バルデ(アージェードゥゼール・ラモンディアル)、アダム・イエーツ(オリカ・スコット)、スティーフェン・クラウスウェイク(チームロットNL・ユンボ)が追走する形になった。

ゴールまで残り28kmで2つ目のアルト・デル・プルチェ(カテゴリー1)の上りに入ってアルメは力尽き、先頭はイエーツ、バルデ、クライスウェイクになった。メイン集団ではこの坂でアルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード)がアタックし、ロペスが付いていったが、チームスカイは彼らを見逃し、自分たちのペースを守って走り続けた。前日までの総合成績で、2人はフルームよりも3分以上遅れていたためだった。

ゴールまで残り25kmで、先頭ではイエーツが加速して独走態勢になった。イエーツとコンタドール、ロペスのタイム差は45秒で、フルームの集団は1分以上後方だった。

イエーツはアルト・デル・プルチェの山頂で、バルデが合流したコンタドールとロペスに1分15秒差、フルームの集団に1分41秒差を付けていたが、ゴールはまだ20km近く先で、休む間もなく標高2510メートルで今大会最高峰のアルト・オヤ・デ・ラ・モラの登坂が始まった。

集団ではビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ)が単独でアタックして先行する場面があったが、2.5km後にはフルームの集団に吸収された。

イエーツがゴールまで残り6km地点を走っている時、後方ではロペスがアタック。そのスピードにコンタドールとバルデはついて行けなかった。ロペスは残り4kmでイエーツに追いついた。ここでイエーツは力尽き、ロペスは単独でゴールを目指した。その時点でフルームの集団はまだ1分後方を走っていた。ロペスはそのまま逃げ切り、区間2勝目を上げた。

コンタドールとバルデは残り3.6kmで、ウァウテル・プールス(チームスカイ)が引くフルームの集団に吸収されてしまった。最後はここからロシアのイルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン)が飛び出し、後続にわずかな差を付けて区間2位に入り、6秒のボーナスタイムも獲得した。

区間3位にはオランダのウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ)が入ったが、総合3位の座はザカリンに奪われてしまった。


■今大会で2勝目を上げたロペスのコメント「素晴らしい1日だった。チーム全体がチャレンジしていたから、僕は彼らを見捨てられなかった。昨日も彼らはとてもよかったから(区間優勝を)もたらさなければならなかった。僕たちはコンタドールと一緒にアタックすることを決めた。

とても長い上りだったから疑問を持っていたが、最後に僕は区間優勝するのに十分強かった。みんなの仕事のおかげでチームは3勝目で、みんなそれを期待していた」

 

■第15ステージ結果[9月3日/アルカラ・ラ・レアル~シエラ・ネバダ(アルト・オヤ・デ・ラ・モラ)/129.4km]
1 ミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ/コロンビア)3時間34分51秒
2 イルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン/ロシア)+36秒
3 ウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ/オランダ)+45秒
4 エステバン・チャベス(オリカ・スコット/コロンビア)+47秒
5 クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)+47秒
6 マイケル・ウッズ(キャノンデール・ドラパック/カナダ)+50秒
7 ビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)+53秒
8 ウァウテル・プールス(チームスカイ/オランダ)+53秒
9 ルイ・メインティス(UAE・チームエミレーツ/南アフリカ)+53秒
10 ペリョ・ビルバオ(アスタナプロチーム/スペイン)+1分02秒
11 ファビオ・アルー(アスタナプロチーム/イタリア)+1分02秒
13 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)+1分27秒
24 ダビ・デラクルス(クイックステップフロアーズ/スペイン)+5分23秒
■第15ステージまでの総合成績(マイヨ・ロホ)
1 クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)62時間06分25秒
2 ビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)+1分01秒
3 イルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン/ロシア)+2分08秒
4 ウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ/オランダ)+2分11秒
5 エステバン・チャベス(オリカ・スコット/コロンビア)+2分39秒
6 ミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ/コロンビア)+2分51秒
7 ファビオ・アルー(アスタナプロチーム/イタリア)+3分24秒
8 マイケル・ウッズ(キャノンデール・ドラパック/カナダ)+3分26秒
9 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)+3分59秒
10 ウァウテル・プールス(チームスカイ/オランダ)+5分22秒
11 ダビ・デラクルス(クイックステップフロアーズ/スペイン)+7分47秒
[各賞]
■マイヨ・ベルデ:クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)
※第16ステージはマッテーオ・トレンティン(クイックステップフロアーズ/イタリア)が着用
■マイヨ・デ・ルナレス:ダヴィデ・ヴィレッラ(キャノンデール・ドラパック/イタリア)
■マイヨ・コンビナダ:クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)
※第16ステージはミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ/コロンビア)が着用
■チーム成績:アスタナプロチーム(カザフスタン)
■敢闘賞:サンデル・アルメー(ロット・スーダル/ベルギー)
*マイヨ・ロホ(個人総合リーダージャージ)...真紅/マイヨ・ベルデ(ポイント賞ジャージ)...緑/マイヨ・デ・ルナレス(山岳賞ジャージ)...白地に青い水玉/マイヨ・コンビナダ(コンビネーション賞)...白
(http://www.lavuelta.com/la-vuelta/2017/us/)
  

休養日明けの第16ステージは40.2kmの個人タイムトライアル

MAP : Unipublic
MAP : Unipublic
 
9月4日は移動日を兼ねた休養日となり、ブエルタ一行は南部アンダルシア地方から北東部へと移動。翌5日はナバラ・サーキットからログローニョまでの40.2kmで個人タイムトライアルの第16ステージが行われる。コースはほぼ平坦で、TTスペシャリスト向きだ。
 
 
MAP : Unipublic

第15ステージのハイライト映像


Summary - Stage 15 - La Vuelta 2017 投稿者 la_vuelta