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天文台を臨む頂上ゴールのブエルタ第11ステージでコロンビアのロペスが区間初優勝

レース
photo : Luis Angel Gomez/BettiniPhoto©2017
 
第72回ブエルタ・ア・エスパーニャ(UCIワールドツアー)は、8月30日にロルカからカテゴリー1のカラル・アルト山頂の天文台(オブセルバトリオ・アストロノミコ)までの187.5kmで頂上ゴールの第11ステージを競い、コロンビアのミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ)がグランツール区間初優勝を果たした。

マイヨ・ロホを着た英国のクリストファー・フルーム(チームスカイ)は、14秒後にイタリアのビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ)と競って区間2位になった。

第10ステージ終了時点で総合2位だったエステバン・チャベス(オリカ・スコット)と総合3位だったニコラ・ロッシュ(BMCレーシングチーム)は最後のカラル・アルト山で早々にメイン集団から脱落し、総合4位だったニバリが総合2位に浮上した。



第11ステージはロルカのスタートから冷たい雨に見舞われたが、終盤の峠ではもう止んでいた。50km地点から逃げ出したフランスのロマン・バルデ(AG2R・ラモンディアル)と、ベレフィケ峠で集団から抜け出して合流したコロンビアのダーウィン・アタプマ(UAE・チームエミレーツ)の2人が先頭を逃げ続けていた。

ゴールまで残り7.6kmで、先頭2人はイタリアのフランコ・ペッリツォッティ(バーレーン・メリダ)が引くメイングループに捕まってしまった。37歳のペッリツォッティは、残り2.5kmまでメイングループの先頭を引き続けた。

その仕事を仕上げるために、残り2kmでニバリがアタックしたが、ライバルたちを出し抜くことはできず、600メートル先で追いつかれてしまった。そこからカウンターでロペスがアタック。マイヨ・ロホのフルームが必死で追いかけたが、あっという間に25秒差が付いてしまった。

ロペスはそのまま逃げ切り、グランツール区間初優勝を独走で勝ち取った。23歳のロペスは昨年ツール・ド・スイス(UCIワールドツアー)で総合優勝したが、初出場したブエルタでは第6ステージの落車でリタイアに終わっていた。


■23歳でグランツール区間優勝を果たしたロペスのコメント「とてもハードなステージで、雨で多くのエネルギーを消耗した。ブエルタが始まって以来、チームがとてもよく働いてくれているからとてもうれしい。チームメートたちは僕とアルーのためにたくさん仕事をしなければならなかった。それはとても印象的だった。

ゴールはちょっと知っていたから、冷静に残り1kmのとても勾配のキツイところまで待つ選択をした。僕はここまでの自分の進歩を維持したい。去年は落車でブエルタを去らなければならなかったけれど、今年はずっと落ち着いていて、一歩一歩進み続けているよ」
 
 
 
■第11ステージ結果[8月30日/ロルカ~オブセルバトリオ・アストロノミコ・デ・カラル・アルト/187.5km]

1 ミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ/コロンビア)5時間05分00秒
2 クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)+14秒
3 ビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)+14秒
4 ウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ/オランダ)+14秒
5 ロマン・バルデ(AG2R・ラモンディアル/フランス)+31秒
6 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)+31秒
7 イルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン/ロシア)+31秒
8 ミケル・ニエベ(チームスカイ/スペイン)+31秒
9 ダーウィン・アタプマ(UAE・チームエミレーツ/コロンビア)+1分02秒
10 ダビ・デラクルス(クイックステップフロアーズ/スペイン)+1分14秒
11 マイケル・ウッズ(キャノンデール・ドラパック/カナダ)+1分17秒
15 ファビオ・アルー(アスタナプロチーム/イタリア)+1分32秒
17 エステバン・チャベス(オリカ・スコット/コロンビア)+2分05秒
21 ティージェイ・バンガードレン(BMCレーシングチーム/米国)+3分26秒
28 ニコラ・ロッシュ(BMCレーシングチーム/アイルランド)+4分17秒
34 アダム・イエーツ(オリカ・スコット/英国)+9分13秒
■第11ステージまでの総合成績(マイヨ・ロホ)
1 クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)45時間18分01秒
2 ビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)+1分19秒
3 エステバン・チャベス(オリカ・スコット/コロンビア)+2分33秒
4 ダビド・デラクルス(クイックステップフロアーズ/スペイン)+2分36秒
5 ウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ/オランダ)+2分37秒
6 イルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン/ロシア)+2分38秒
7 ファビオ・アルー(アスタナプロチーム/イタリア)+2分57秒
8 マイケル・ウッズ(キャノンデール・ドラパック/カナダ)+3分01秒
9 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)+3分55秒
10 ミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ/コロンビア)+4分11秒
11 ニコラ・ロッシュ(BMCレーシングチーム/アイルランド)+4分45秒
12 ティージェイ・バンガードレン(BMCレーシングチーム/米国)+4分45秒
20 アダム・イエーツ(オリカ・スコット/英国)+11分00秒
[各賞]
■マイヨ・ベルデ:マッテーオ・トレンティン(クイックステップフロアーズ/イタリア)
■マイヨ・デ・ルナレス:ダヴィデ・ヴィレッラ(キャノンデール・ドラパック/イタリア)
■マイヨ・コンビナダ:クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)
※第12ステージはエステバン・チャベス(オリカ・スコット/コロンビア)が着用
■チーム成績:モビスターチーム(スペイン)
■敢闘賞:ミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ/コロンビア)
*マイヨ・ロホ(個人総合リーダージャージ)...真紅/マイヨ・ベルデ(ポイント賞ジャージ)...緑/マイヨ・デ・ルナレス(山岳賞ジャージ)...白地に青い水玉/マイヨ・コンビナダ(コンビネーション賞)...白
(http://www.lavuelta.com/la-vuelta/2017/us/)
 
 
MAP : Unipublic
MAP : Unipublic

8月31日はモトリルからアンテクエラ(ロス・ドルメネス)までの160.1kmで中級山岳区間の第12ステージが行われる。序盤は海岸線を走り、後半に標高895メートルでカテゴリー1のプエルト・デル・レオン峠と、標高950メートルでカテゴリー2のプエルト・デル・トカル峠を越えるレイアウトだ。
 

第11ステージのハイライト映像


Summary - Stage 11 - La Vuelta 2017 投稿者 la_vuelta