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アンドラにゴールしたブエルタ第3ステージはニバリが区間優勝し、フルームがマイヨ・ロホを獲得

レース
photo : Luis Angel Gomez/PGS/BettiniPhoto©2017

第72回ブエルタ・ア・エスパーニャ(UCIワールドツアー)は、8月21日にフランスのプラデス・コンフレント・カニーゴからアンドラのアンドラ・ラ・ベリャまでの158.5kmでピレネー区間の第3ステージを競い、イタリアのビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ)が、小集団でのゴールスプリントを制して区間優勝した。

総合成績は中間スプリントで2秒のボーナスタイムを稼ぎ、区間3位でさらに4秒稼いだ英国のクリストファー・フルーム(チームスカイ)が首位に立ち、リーダージャージのマイヨ・ロホを獲得した。



第3ステージは米国のベンジャミン・キング(チームディメンションデータ)が出走せず、前日の落車に巻き込まれていたフランスのマルク・フルニエ(FDJ)が途中リタイアした。

終盤にメイン集団はチームスカイが引き続け、残り27kmで全ての逃げを吸収した。最後に越えたカテゴリー2のアルト・デ・ラ・コメリャ峠のふもとに設定されていた中間スプリントポイントは、チームメートのディエゴ・ローザ(チームスカイ)に引かれたフルームが2位で通過し、2秒のボーナスタイムを獲得した。

チームスカイは標高1345メートルで平均勾配8.6%のアルト・デ・ラ・コメリャ峠の登坂でメイン集団の先頭を引き続け、ゴールまで残り10kmで最初に遅れ出したのは、このブエルタが引退レースとなるアルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード)だった。

コンタドールは結局2分半以上遅れてゴールし、大会3日の最初の山岳ステージで総合争いから姿を消した。

ゴールまで残り8kmを切り、15人程度になった精鋭集団からフルームがアタックした時、付いて行けたのはコロンビアのエステバン・チャベス(オリカ・スコット)だけだった。2人は瞬く間に後続を引き離し、1km先の山頂を通過した。

その姿を視界に捉えていたイタリアチャンピオンのファビオ・アルー(アスタナプロチーム)とロマン・バルデ(アージェードゥゼール・ラモンディアル)が、下りでフルームとチャベスに追いつき、残り4kmで先頭は4人になった。しかし、ニバリたちも10数秒差で追っていた。

フラム・ルージュを通過して、先頭の4人からフルームがアタック。しかし、ここでニバリたちのグループに追いつかれてしまった。最後は9人でのゴール勝負になり、スプリント力のあるニーバリがやすやすと勝利を手中に収めた。

第2ステージ終了時点で総合成績でフルームより2秒遅れだったスペインのダビ・デラクルス(クイックステップフロアーズ)は、区間2位に入って6秒のボーナスタイムを獲得した。しかし、区間3位で4秒獲得したフルームは、中間スプリントでも2秒獲得していたため、ボーナスタイムは合計6秒になり、2秒差を守って総合首位に立つことができた。


 
photo : Luis Angel Gomez/PGS/BettiniPhoto©2017

■区間優勝したニバリのコメント「勝つことは期待していなかった。暑い1日だったし、まだ3日目だ。僕がちょっと後ろにいた時、スカイがペースを上げた。幸運にも追いつくことができた。このステージで勝つ唯一の道は、スプリントに持ち込むことだった。

このブエルタの優勝候補が先頭グループの9人だとは言い難い。フルームは素晴らしい選手で、常に手強い相手だ。しかし僕は全ての総合の優勝候補をリスペクトしている。素晴らしいブエルタになるだろう」


■大会3日目でマイヨ・ロホを獲得したフルームのコメント「ブエルタでこんなに早くマイヨ・ロホを獲得できるとは期待していなかった。すごく驚いたよ。それは今日のチームメートたちのハードワークの結果でもあると思う。最後の上りで彼らは素晴らしい仕事をしてくれた。特にモスコンは、初めてのグランツールだが、今日は他の選手たちと同様に素晴らしかった。

以前、13秒でブエルタを負けたことがあるから、全ての秒のために戦うつもりだ。マイヨ・ロホを着てから随分と経つ(2011年に1日)。それをまた取り戻すのは素晴らしい気分だ」

 
 
 
■第3ステージ結果[8月21日/プラデス・コンフレント・カニーゴ~アンドラ・ラ・ベリャ(アンドラ)/158.5km]

1 ビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)4時間01分22秒
2 ダビ・デラクルス(クイックステップフロアーズ/スペイン)
3 クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)
4 ロマン・バルデ(AG2R・ラモンディアル/フランス)
5 エステバン・チャベス(オリカ・スコット/コロンビア)
6 ファビオ・アルー(アスタナプロチーム/イタリア)
7 ニコラ・ロッシュ(BMCレーシングチーム/アイルランド)
8 ティージェイ・バンガードレン(BMCレーシングチーム/米国)
9 ドメニコ・ポッゾビーボ(AG2R・ラモンディアル/イタリア)
10 マイケル・ウッズ(キャノンデール・ドラパック/カナダ)+25秒

11 アダム・イエーツ(オリカ・スコット/英国)+25秒
13 サイモン・イエーツ(オリカ・スコット/英国)+29秒
15 ルイ・メインティス(UAE・チームエミレーツ/南アフリカ)+54秒
16 イルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン/ロシア)+54秒
22 ウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ/オランダ)+1分14秒
23 スティーフェン・クラウスウェイク(チームロットNL・ユンボ/オランダ)+1分14秒
37 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)+2分33秒
38 ラファウ・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)+2分35秒
163 イブ・ランパールト(クイックステップフロアーズ/ベルギー)+23分20秒
■第3ステージまでの総合成績(マイヨ・ロホ)
1 クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)8時間53分44秒
2 ダビ・デラクルス(クイックステップフロアーズ/スペイン)+2秒
3 ニコラ・ロッシュ(BMCレーシングチーム/アイルランド)+2秒
4 ティージェイ・バンガードレン(BMCレーシングチーム/米国)+2秒
5 ビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)+10秒
6 エステバン・チャベス(オリカ・スコット/コロンビア)+11秒
7 ファビオ・アルー(アスタナプロチーム/イタリア)+38秒
8 アダム・イエーツ(オリカ・スコット/英国)+39秒
9 ドメニコ・ポッゾビーボ(AG2R・ラモンディアル/イタリア)+43秒
10 ロマン・バルデ(AG2R・ラモンディアル/フランス)+48秒

11 アダム・イエーツ(オリカ・スコット/英国)+48秒
13 ウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ/オランダ)+1分17秒
16 イルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン/ロシア)+1分29秒
20 ルイ・メインティス(UAE・チームエミレーツ/南アフリカ)+1分43秒
24 スティーフェン・クラウスウェイク(チームロットNL・ユンボ/オランダ)+1分56秒
29 ラファウ・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)+2分53秒
30 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)+3分10秒
[各賞]
■マイヨ・ベルデ:ビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)
■マイヨ・デ・ルナレス:ダヴィデ・ヴィッレッラ(キャノンデール・ドラパック/イタリア)
■マイヨ・コンビナダ:クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)
※第4ステージはエステバン・チャベス(オリカ・スコット/コロンビア)が着用
■チーム成績:クイックステップフロアーズ(ベルギー)
■敢闘賞:アレクサンドル・ジェニエズ(AG2R・ラモンディアル/フランス)
*マイヨ・ロホ(個人総合リーダージャージ)...真紅/マイヨ・ベルデ(ポイント賞ジャージ)...緑/マイヨ・デ・ルナレス(山岳賞ジャージ)...白地に青い水玉/マイヨ・コンビナダ(コンビネーション賞)...白
(http://www.lavuelta.com/la-vuelta/2017/us/)
 
 
 
MAP : Unipublic
MAP : Unipublic
 
8月22日はエスカルデス・エンゴルダニーからタラゴナ・アネッリャ・メディテラネア2018までの198.2kmで、平坦区間に分類された第4ステージが行われる。
 

第3ステージのハイライト映像


Summary - Stage 3 - La Vuelta 2017 投稿者 la_vuelta