女性サイクリスト専用！『WOMEN’S100』キックオフミーティングレポート キャニオン＆ラファ

Raphaが主宰する女性のための世界的ライドイベント『WOMEN’S100』の開催日が、7月23日に迫ってきている。イベントに参加する人向けに、Raphaクラブハウス東京にて行われたキックオフミーティングは、女性ならではのタメになる話が盛りだくさんだった。まさに“女性による女性のための”サイクルイベント。気になる内容をレポートする。

text：戸﨑友莉

 

『WOMEN’S100』に向けて、女性のサイクリストが気になるポイントをフィーチャーしたイベントが6月23日（金）にRaphaサイクルクラブ東京で行われた。女性が気になる5つのポイントとは「食生活・自転車・ウェア・サドルバッグの中身・インスタグラム」。当日は抽選で選ばれた20数名の女性たちのために、バラエティ豊かなトークが展開された。

まず第一段目は「食生活の話」。アスリートフード研究家の池田清子さんが、女性サイクリストが食生活で気をつけるべきことについて話してくれた。ライド前の朝、ライド中、ライド後にオススメの食材や調理法、また、食事の摂り方まで、タメになるポイントが続々と出てくる。しかも女性に向けて特化された内容だけに、ありがたさも倍増。来場者のみなさんも熱心にメモを取っていた。

筆者が特にタメになったと思ったのは「ロングライドの際は甘酒がオススメ」という情報だ。甘酒はアミノ酸を多量に含んでいるので、筋肉の回復にも効くのだという。最近はコンビニなどにも甘酒飲料が置いてあるので、ぜひ試してみたい。あとは、ココナッツウォーターやスポーツ用のジャーキーが海外で補給食として流行しているなど、海外の流行の話も聞いていて楽しかった。

 

第二段目は「自転車の話」。実はこの日は、CANYON（キャニオン）が新しく発表した女性向けカーボンロードバイク“WMN”を試乗できるというスペシャルなイベントでもあったのだ。

キャニオンの広報・前田さんは「今までは通常モデルのXXSサイズに女性が乗る形だったが、今作は完全に女性向けのジオメトリで設計した。性能的にも妥協しない女性向けのロードバイクが作れたのでは」と話す。

ホイールサイズを650Bにすることによって、155cm以下の小柄な女性にも対応できるXXXSサイズを実現。もちろん、どんな体格の女性にもフィットするよう、徹底的に計算された女性向けのジオメトリ。ロングライド向けの“エンデュレース”と本格レース向けの“アルティメット”の2モデルがあるが、カラーリングもブラックやアクアマリンカラーでクールなイメージ、今までの女性向けモデルとは一線を画す。WMNプロダクトマネージャーのルイーザさんもWOMENS100に参加されるそうで、メッセージと参加者へのアドバイスの動画も流れた。来場者たちの中にも、この女性向けロードに興味を持った人もいたようだった。

 

そして第三段目は「ウェアの話」。ここでは、Raphaのウェアを実際に広げて、ライドごとのコーディネートを提案。インナーからビブショーツ、タウンウェアからウィンドブレイカーまで、さまざまなRaphaのアイテムを実際に手に取って試着できるチャンスとあって、来場者たちもかなり盛り上がっていた。スタッフや来場者同士で歓談する姿も見られ、ウェアの着こなしにもさまざまなアイデアが生まれたのではないだろうか？　

第四弾の「ツールの話」も、実際にRapha女性スタッフたちのツールボトルやバックポケットの中身を公開。「ロングライドのときはこんなツールを持っていく」などの話や、「チェーンオイルなどの汚れはクレンジングシートで落ちるので、小さいものを携帯する」などのちょっとした豆知識披露も。参加者も交えてツール談義に花を咲かせていた。女性ならではのツール話として、「最近は生理用品も小さいものが出ているので、ライド時のお財布にも収まるよね！」なんて話も。女性同士ならではの情報交換がとてもタメになる。

 

​そして最後に、「インスタグラムの話」。写真の撮り方や演出の仕方をRaphaスタッフの福田さんがレクチャーしてくれた。

写真は①テーマを決める　②シンプルに撮る　③トリミングをしっかりする　の3つがポイントだということ。『WOMEN’S100』開催を記念したスペシャルメニュー、青紫色の“マロウ・ベリードリンク”や、会場に飾られたスペシャルジャージ、お店のインテリアなどなど.....来場者たちはさまざまなものをオシャレに写真に撮って、ハッシュタグを付けてインスタグラムにアップする。参加型のイベントに、来場者たちも構図に悩んだりしながら楽しそうにさまざまな写真をアップしていた。

当日の写真はハッシュタグ「#MYCANYON」「#WOMENS100」「#RaphaTokyo」で見られるので、ぜひチェックしてみてはいかが？　ちなみに、WMNのプロダクトマネージャー・ルイーザさんのインスタアカウント（@theplasticmonkey）がとてもオシャレだったので、インスタ使いの女性サイクリストはぜひ参考にしてほしい。

最後に来場者全員で記念写真を撮って、イベントは終了。女性サイクリストの絆が深まるような、現代的で実用的な楽しいイベントだった。このような女性サイクリストの情報交換のイベントなら、もっとたくさん開催して欲しい。来場者たちもこのイベントで得たさまざまな知識を、きっと今後の楽しいサイクルライフに役立てるに違いない。7月23日当日は、世界中のたくさんの女性サイクリストたちが楽しく『WOMEN’S100』を完走できることを祈っている。
 
Raphaサイクルクラブ東京
http://pages.rapha.cc/ja/clubs-ja/tokyo

キャニオンジャパン
https://www.canyon.com/ja/


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