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今大会最後の山岳区間だったジロ・デ・イタリア第20ステージはピノーが区間初優勝/キンタナがマリア・ローザで最終日TTへ!

レース
 
100回記念大会のジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)は、5月27日にポルデノーネからアズィアーゴまでの190kmで、今年最後の山岳区間となった第20ステージを競い、フランスのティボ・ピノー(エフデジ)が5選手でのゴールスプリントを制して区間初優勝した。

区間2位はイルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン)、3位はビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ)だった。マリア・ローザを着たナイロ・キンタナ(モビスターチーム)は区間5位でボーナスタイムを獲得することはできなかったが、この日TTスペシャリストのオランダのトム・ドゥムラン(チームサンウェブ)に15秒差を付けることことができた。

ミラノにゴールする29.3kmの個人タイムトライアルを残し、総合争いは首位がキンタナ、ニバリが39秒差、3位に浮上したピノーが43秒差、4位に落ちたドゥムランが53秒差という大混戦の状況になった。

最終日の個人タイムトライアルを残し、総合上位の4選手が1分以内のタイム差というのはジロ史上初。100回記念大会にふさわしいドラマが最後に用意された。ミラノの表彰台でマリア・ローザに袖を通すのは誰なのか、日曜日が待ち遠しい。



■ジロ初出場で区間初優勝し、総合3位に浮上したピノーのコメント「残り3kmまでボクはただタイム差を得ることだけを考えていた。でも、最後の3kmは、区間優勝が胸中にあった。総合争いをしているときは、区間優勝するのは簡単ではない。そしてこれは僕にとって最後の好機だった。

とは言え、ドゥムランに対して25秒差しか得られなかったのは不十分だ。明日のタイムトライアルは本当に彼に向いている。でも僕はタイムを失わないようベストを尽くし、可能な限り最高な最終成績を獲得するだろう」
 
MAP : RCS Sport
MAP : RCS Sport
 
■第20ステージ結果[5月27日/ポルデノーネ~アズィアーゴ/190km]

1 ティボ・ピノー(エフデジ/フランス)4時間57分58秒
2 イルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン/ロシア)
3 ビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)
4 ドメニコ・ポッツォビーボ(アージェードゥゼール・ラモンディアル/イタリア)
5 ナイロ・キンタナ(モビスターチーム/コロンビア)
6 ボブ・ユンゲルス(クイックステップフロアーズ/ルクセンブルク)+15秒
7 アダム・イェーツ(オリカ・スコット/オーストラリア)+15秒
8 セバスチャン・ライヘンバッハ(エフデジ/スイス)+15秒
9 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)+15秒
10 トム・ドゥムラン(チームサンウェブ/オランダ)+15秒
■第20ステージまでの総合成績(マリア・ローザ)
1 ナイロ・キンタナ(モビスターチーム/コロンビア)90時間00分38秒
2 ビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)+39秒
3 ティボ・ピノー(エフデジ/フランス)+43秒
4 トム・ドゥムラン(チームサンウェブ/オランダ)+53秒
5 イルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン/ロシア)+1分15秒
6 ドメニコ・ポッツォビーボ(アージェードゥゼール・ラモンディアル/イタリア)+1分30秒
7 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)+3分03秒
8 アダム・イェーツ(オリカ・スコット/オーストラリア)+6分50秒
9 ボブ・ユンゲルス(クイックステップフロアーズ/ルクセンブルク)+7分18秒
10 ダヴィデ・フォルモロ(キャノンデール・ドラパックプロフェッショナルサイクリングチーム/イタリア)+12分55秒
[各賞]
■ポイント賞(マリア・チクラミーノ):フェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ/コロンビア)
■山岳賞(マリア・アッズーラ):ミケル・ランダ(チームスカイ/スペイン)
■新人賞(マリア・ビアンカ):アダム・イェーツ(オリカ・スコット/オーストラリア)
(http://www.giroditalia.it/)
 



Giro d'Italia - Stage 20 - Highlight 投稿者 giroditalia