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ツアー・オブ・ジャパン第4ステージ【美濃】はアベラストゥリが優勝

レース


『NTN presents 第20回ツアー・オブ・ジャパン(アジアツアー2.1)』第4ステージは2017年5月24日(水)、岐阜県・美濃和紙の里会館前周回コース6周を含む139.4kmで競われた。

この日はスタート直後にアタックしたレッド・ジャージの初山翔(ブリヂストンアンカー)と孫崎大樹(日本ナショナルチーム)が逃げ続け、2つの山岳賞ポイントを初山がトップで通過して山岳賞総合でのリードをさらに広げた。

残り3周で孫崎が先行。2人が集団に吸収されたあと、椿大志(キナンサイクリングチーム)がアタックして最終周回に突入したが、残り7kmで捕まってしまった。最後はスペインのジョン・アベラストゥリ(チーム右京)が集団ゴールスプリントを制して区間優勝した。

総合リーダーのグリーンジャージを着たイタリアのマルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)は区間5位でゴール。ボーナスタイムは稼げなかったが、総合首位の座は守った。


■区間優勝したアベラストゥリのコメント
「ユナイテッドヘルスケアの選手が先行していたが、その後ろからスピードを上げて勝てた。昨年このステージは2位だったからうれしい」

■グリーンジャージを守ったカノラのコメント
「富士山ステージまでにできるだけリードを稼いでおきたかったから、今日は思うようにいかなかったというのが正直な気持ちだ。最後のスプリントでは、タイミングや位置取りがあまり良くなく、全力を出すことができなかった。明日は天気も良くなく、総合成績を左右する厳しいステージになると思うが、チームでベストを尽くしたい」

■第4ステージでも山岳賞総合でのリードを広げた初山のコメント
「今日は山岳賞を取るために最初から逃げた。自分の今日の目標を達成して集団へ戻ったので、一緒に逃げた孫崎選手には心苦しかった。最大の目標はこのジャージを東京までキープすることだ」



5月25日は長野県飯田市(南信州)で123.6kmの第5ステージが行われる。降水確率は70%で、厳しいレースになりそうだ。

 


■第4ステージ結果[5月24日/美濃/139.4km]
1 ジョン・アベラストゥリ(チーム右京/スペイン)3時間22分04秒
2 アンソニー・ジャコッポ(アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス/オーストラリア)+0
3 イバン・ガルシア・コルティナ(バーレーン・メリダ/スペイン)+0
4 ルーカスセバスティアン・アエド(ユナイテッドヘルスケアプロサイクリング/アルゼンチン)+0
5 マルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/イタリア)+0
6 シモン・サジノック(アタッキ・チームグスト/ポーランド)+0
7 吉田隼人(マトリックスパワータグ)+0
8 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)+0
9 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)+0
10 窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+0

■第4ステージまでの総合成績(グリーン・ジャージ)
1 マルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/イタリア) 9時間21分13秒
2 ジョン・アベラストゥリ(チーム右京/スペイン)+5秒
3 イバン・ガルシア・コルティナ(バーレーン・メリダ/スペイン)+23秒
4 ロビー・ハッカー(アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス/オーストラリア)+27秒
5 ルーカスセバスティアン・アエド(ユナイテッドヘルスケアプロサイクリング/アルゼンチン)+27秒
6 オスカル・プジョル(チーム右京/スペイン)+30秒
7 ネイサン・アール(チーム右京/オーストラリア)+30秒
8 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)+30秒
9 ベンジャミ・ブラデス(チーム右京/スペイン)+31秒
10 イヴァン・サンタロミータ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/イタリア)+33秒
11 土井 雪広(マトリックス パワータグ/日本)+36秒
22 中根英登(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/日本)+42秒
23 ミルサマ・ポルセイェディゴラーホル(タブリーズ・シャハルダリチーム/イラン)+43秒



[各賞]
個人総合新人賞順位 第4ステージ終了時点
1位 イヴァン・ガルシア・コルティナ(バーレーン・メリダ)3時間22分04秒

個人総合ポイント順位 第4ステージ終了時点
1位 マルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)68点

個人総合山岳順位 第4ステージ終了時点
1位 初山翔(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)25点

チーム総合順位 第4ステージ終了時点
1位 チーム右京 

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