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サイスポ校正マンが「カスイチ(春日部一周)」の魅力をレポート!

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サイスポ本誌4月号の特集「一周ライド」。その中で出てくる「カスイチ」は「霞ヶ浦一周」の略称でもあり、埼玉県の「春日部市一周」の略でもある。しかしメジャーな「霞ヶ浦一周」の陰に隠れてしまっているので、「裏カスイチ」と名付けて走ってみよう。本誌で校正を担当してもらっている澤田裕さんが、そんな地元愛に充ちたレポートを寄稿してくれた。

text&photo:澤田 裕

 

距離は最短。でもGPSなしでは確実に迷子に

春日部市(参考)
裏カスイチルート
それは本誌4月号を校正していたときのこと。57ページに載った日本地図をチェックしていた僕は、そこに〝カスイチ〟を見つけた。「カスイチねぇ。サドイチやビワイチ、アワイチと比べてあまりにもセコくないか? 知名度だってないし……」と思った。

「カスイチ=霞ヶ浦一周」といえば自転車道が整備され、イベントも催される霞ヶ浦の一周であり、17選の、それも上位に位置づけられてもおかしくない。それをなぜセコいとか知名度がないなどと思ったのか……察しのいい方ならお分かりであろう。そう、僕は「カスイチ=春日部一周」だと勘違いしたのだ。春日部といえばアニメ「クレヨンしんちゃん」の舞台として知る人もあろうが、埼玉県の一地方都市に過ぎないそこを一周する意味はない。

​でも思ったのだ、やってみようと。石田ゆうすけさんだって、地元一周の旅を勧めているわけだし……。ということでさっそくグーグルマップを立ち上げ、春日部市の外周に沿ったルート作成に着手。といってもうまい具合に道があるとは限らず、少々いびつな春日部市となった点はご容赦願いたい。
 
春日部は日光街道の宿場町。当時の名残なのか駅のすぐ近くにも狭い道が
成就院大日寺の立派な山門。近くは寺町となっていて、近くには春日部の名の元となった武将、春日部重行の墓のある最勝院も
道の都合で、宮代町など隣接する市町に入ってしまうことも
隼人堀川に架かる半縄橋近くの川面で、カモが集まって寒さをしのいでいた
広がる農地の中にある春日部市営の内牧公園は、トイレや自販機があって休憩にピッタリ。クルマの場合は、ここを起終点としてもいい
農地といえば、お約束なのが野菜の無人販売所。全て100円というのがありがたい
ガーミンのGPSに表示されたルート(緑の線)を頼りに先を目指す
道路標識などに掲げられた市名で、ここが春日部であることが確認できる
完成したルートをGPSに記録していざ出発。走り始めて早々、狭い道に入り込んで右左折を繰り返したかと思えば、農地を貫くダートまで出現。予想はしていたものの、最初から最後までGPSに頼りっぱなしの道行きとなった。カジュアルなスタイルがお似合いと用意したツーリング車の、太いタイヤに助けられたのも想定外。はやりのグラベルロードも、今回のルートならその真価を存分に発揮するはずだ。

下記のように難易度は最も低くしているが、これは体力レベルの評価にすぎない。GPSなしで、あるいはロードバイクでの走行となったら、難易度が急上昇することを付言しておこう。
 
花積貝塚は縄文時代前期から中期にかけ、先人が生活を営んだ住居跡。貝殻のほか、土器や骨も発見された
農地を貫くダートは、太いタイヤの自転車でないと走行は困難。ここはグラベルロードのお出ましだ
春日部市の外周に沿ったルートとはいえ、境界標識を見かけたのはこの1カ所のみ。幹線道路をほとんど通らないかと
江戸川の右岸に沿って延びる自転車道。堤防の補強工事が進められ、完成したところはご覧のような幅の広さとなっている
庄和排水機場内には、世界最大級の地下河川である首都圏外郭放水路について学べる「龍Q館」(開館時間:9時30分〜16時30分、休館日:月曜・年末年始、入館料:無料)がある
REPORTER
澤田 裕さん
●本誌目次のスタッフ欄に、ひっそりと名を連ねているフリーランス編集者。読者のみなさんに間違いのない情報を提供すべく、目を皿のようにして校正作業に取り組んでいる。


DATA
◎コースプロフィール
難易度
★☆☆☆☆
距離
約52㎞
獲得標高
133m
走行時間の目安
4時間

◎スタート地点へのアクセス方法
輪行の場合:東武スカイツリーライン・春日部駅
クルマの場合:春日部駅周辺のコインパーキング
(東北自動車道・岩槻ICから8.6㎞)


コースガイドはこちら
http://my.cyclesports.jp/course/8981