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「サイクリスト呼び込みたい」伊豆急行がサイクルトレインの実証実験

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伊豆急行は、自転車を分解せず電車内に持ち込める「サイクルトレイン」の実証実験を4月から始めた。伊豆半島を訪れるサイクリストらの利用を見込んでいる。
 

GW除き5月末まで実施

伊豆急行線の普通電車8000系でサイクルトレインを実施。特急電車では従来通り輪行が必要(Wikimedia Commons.)
サイクルトレインは普通電車にのみ設定。南伊豆駅~伊豆急下田駅間を1日に上下合わせて16本が運行し、有人駅でのみ自転車の乗り降りができる。1・3号車の先頭寄りに1人1台、合計6台まで自転車を載せることが可能だ。持ち込み料金は無料。

伊豆半島では、屋内自転車トラック競技施設の「伊豆ベロドローム」(伊豆市)は、2020年開催の東京五輪の自転車競技会場に選ばれたことなどを背景に、自転車を中心とした街づくりの取り組みが行われている。これを受けて同社は、電車と自転車による新しい交通スタイルを確立する目的で今回の実験を企画した。

主にサイクリストの利用を当て込むが、沿線住民の日常利用も想定。親子連れがレジャー目的で乗車するなど、週末にかけて数件の利用があった。
一方、乗降可能駅で自転車用スロープが設置されていない、接続するJR線に持ち込むには従来通り分解輪行する、などといった課題もある。「実際にどういった人が利用するのか。実験を通じてサイクルトレインのニーズをつかみたい」と同社。言わば手探り状態での実施だ。実証実験はGWの混雑期(4月29日~5月7日)を除き5月末まで行う。
サイクルトレインは地方路線での実施が目立つ。伊豆箱根鉄道も駿豆線で実証実験を行ってきたが、4月から本格運用を始めた。(斉藤円華)

<参考サイト>
伊豆急行 サイクルトレイン
http://www.izukyu.co.jp/kanko/cycletrain/index.html