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「どんどん自転車通勤を」自転車活用推進法の立役者・小泉昭男氏が講演

レース
講演する前参院議員の小泉昭男氏=26日、都内で
昨年12月に成立した自転車活用推進法の取りまとめ役で、前参院議員の小泉昭男氏が26日、都内で講演した。同法が自転車活用推進施策を進めるよう行政に求めている点をふまえ、小泉氏は「1台2台ではなく団子になるくらい、どんどん自転車通勤して欲しい。それ位にならないと行政も動きにくい」と語った。
 

マホガニー自転車で6000km

小泉氏とマホガニーバイク。昨年納車してから、すでに6000km走っているという
講演会は東京サイクリング協会が主催した。2004年に自民党から初当選した小泉氏は、運動不足からくる健康への不安を機に自転車通勤を決意。自宅がある川崎市から永田町まで、片道約25kmを毎日走った。年間の総走行距離は1万5千kmにも達し、93kgあった体重は1年で12kgも減ったという。

通勤で主に乗っていたのはオルベアのロードバイクだが、昨年1月に開催の「ハンドメイドバイシクル展」で木製フレームの自転車「マホガニーバイク」と出会い、購入。すでに6千kmほど走ったが、その乗り味は「峠でも以前よりも重いギアを踏める」とのことだ。他にも小泉氏は、しまなみ海道を走ったり、ブルベに参戦したりといった「アクティブな自転車生活」を写真を交えながら披露した。
 

議員や市民にエール

自転車活用推進法には自転車通行空間や駐輪場の拡充、サイクルツーリズムの推進など14の施策が盛り込まれた。しかし、同法で「一番大事なのは『公共の利益の増進に資する』という、自転車市民権を明確にしたことだ」と小泉氏。

超党派でつくる「自転車活用推進議員連盟」のプロジェクトチーム座長として、党派の垣根を超えて折衝にかけ回った。小泉氏は当時を「日々自転車に乗ることが一番の説得力になった」と振り返る。さらに小泉氏は、「月に1回でも2回でも、議連で実際に自転車道を(視察を兼ねて)走ってみるといいのでは」と述べ、自転車利用者の視点を大事にするよう議連に「注文」を付けた。

また、都内でタンデム車の公道走行が実現していない点にからめて、小泉氏は「市民からの働きかけがないと行政は動かない。役所は民意に反応するから、市民が自転車活用を促すよう働きかけてほしい」とも話した。(斉藤円華)

<参考サイト>
東京サイクリング協会
http://tokyo-cycling-association.com/

 
ブルベ参戦時の小泉氏