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パリ~ニースは頂上ゴールの第7ステージでポートが区間優勝/エナオがマイヨ・ジョーヌ獲得

レース
photo : Ilario Biondi/BettiniPhoto©2017
photo : Ilario Biondi/BettiniPhoto©2017
 
第75回パリ~ニース(UCIワールドレース)は、3月11日に標高1678メートルでカテゴリー1のクイヨール山頂にゴールする第7ステージを競い、オーストラリアのリッチー・ポート(BMCレーシングチーム)が独走で区間優勝した。

ポートはすでに第2ステージで14分以上遅れていたため、総合争いは後方の追走グループが舞台になった。スペインのアルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード)は、コロンビアチャンピオンのセルヒオ・エナオ(チームスカイ)をゴール目前で何とか振り落とし、区間2位でゴールしたが、エナオに大差を付けることはできなかった。

エナオはフィニッシュライン目前でアイルランドのダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ)に抜かれてしまい、区間3位のボーナスタイムを獲得できなかったが、マイヨ・ジョーヌのジュリアン・アラフィリップ(クイックステップフロアーズ)は2分40秒遅れでゴールしたため、総合首位に立った。

しかし、最終ステージを残してエナオと総合2位のマーティンのタイム差は30秒、総合3位のコンタドールとの差は31秒しかない。ニース近郊の峠を5つ越える最終ステージは、激しい総合争いが繰り広げられるに違いない。

■総合首位に立ったセルヒオ・エナオ「いくつかの厳しい登坂と、この最後の長い坂があった、とても高速のステージだった。チームは素晴らしい仕事をしてくれて、今このジャージを持っている。パリ〜ニースで勝って、マイヨ・ジョーヌを着ることは選手誰もが夢見ている。明日僕たちは何ができるか。コロンビアの選手たちは今現在、すごいことを成し遂げている。ティレーノではナイロにとって、ここでは僕にとって、すべてが上手くいくことを望んでいる」

 
photo : Ilario Biondi/BettiniPhoto©2017
photo : Ilario Biondi/BettiniPhoto©2017
 
■第7ステージ結果[3月11日/ニース~コル・ド・ラ・クイヨール/177km]

1 リッチー・ポート(BMCレーシングチーム/オーストラリア)5時間01分35秒
2 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)+21秒
3 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)+32秒
4 セルヒオ・エナオ(チームスカイ/コロンビア)+32秒
5 ヨン・イサギレ(バーレーン・メリダ/スペイン)+55秒
6 ヤコブ・フルサング(アスタナプロチーム/デンマーク)+1分07秒
7 ピエールロジェ・ラトゥール(AG2R・ラモンディアル/フランス)+1分21秒
8 イルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン/ロシア)+1分21秒
9 マルク・ソレル(モビスターチーム/スペイン)+1分21秒
10 ゴルカ・イサギレ(モビスターチーム/スペイン)+1分21秒
14 ジュリアン・アラフィリップ(クイックステップフロアーズ/フランス)+2分40秒
■第7ステージまでの総合成績
1 セルヒオ・エナオ(チームスカイ/コロンビア)27時間01分15秒
2 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)+30秒
3 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)+31秒
4 ゴルカ・イサギレ(モビスターチーム/スペイン)+1分00秒
5 ジュリアン・アラフィリップ(クイックステップフロアーズ/フランス)+1分22秒
6 イルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン/ロシア)+1分34秒
7 ヨン・イサギレ(バーレーン・メリダ/スペイン)+1分41秒
8 トニ・ガロパン(ロット・スーダル/フランス)+3分22秒
9 ワレン・バルギル(チームサンウェブ/フランス)+4分07秒
10 サイモン・イエーツ(オリカ・スコット/英国)+4分39秒
12 リッチー・ポート(BMCレーシングチーム/オーストラリア)+14分26秒
(http://www.letour.fr/paris-nice/2017/us/)