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BESV JAPAN設立&ニューモデル発売 アンバサダーの女優『のん』さんも登場

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ニューモデルのPSA1と澤山俊明代表取締役社長、アンディ・スー取締役会長、のんさん、増田宗禄取締役副会長(写真右から)
ニューモデルのPSA1と澤山俊明代表取締役社長、アンディ・スー取締役会長、のんさん、増田宗禄取締役副会長(写真右から)
昨年のサイクルモードにも出展し、近未来的かつスポーティーなデザインで注目を集めた電動アシスト自転車『BESV』(ベスビー)の日本法人設立とニューモデルの発売が発表された。発表会にはBESVアンバサダーを務める女優の『のん』さんも登場した。

台湾のIT系企業であるダーフォン・イノベーション社が開発・製造する電動アシスト自転車ブランドの『BESV』。ブランド名はB:Beauty、E:Ecology、S:Smart、V:Visionの頭文字に由来している。実用車然とした従来の電動アシスト自転車とは異なり、デザイン性と走行性能を両立させたモデルを生み出し、ヨーロッパでも人気が高いブランドだ。発表会は3月7日、BESVを輸入販売しているモトベロのフラッグシップショップもある東京・代官山T-SITEで行われた。
 
小径スポーツモデルの『PSA1』。アルミフレーム採用で車重は19.5kgと、カーボンフレームのPS1から2.1kg増にとどめている。小径車の軽快さと相まって、キビキビとした加速が楽しめた
小径スポーツモデルの『PSA1』。アルミフレーム採用で車重は19.5kgと、カーボンフレームのPS1から2.1kg増にとどめている。小径車の軽快さと相まって、キビキビとした加速が楽しめた
まず最初に、2017年4月からのBESV JAPANの設立が発表され、代表取締役会長を務めるダーフォン・イノベーション社社長のアンディ・スー氏が挨拶を述べた。
「BESVは日本進出以来、成功をおさめてきた。当初から協力してくれたモトベロさんに感謝したい。今後は日本法人の設立によって、さらに日本に受け入れられる製品をお届けしたい」現在、さらにスポーティーなモデルを登場させる計画もあるとのこと。
 
続いて、2017年に発売開始されるニューモデル2車種が紹介された。1つめは前後サスペンション装備の小径モデル『PSA1』(税込19万9800円)。これまで、2014年度日本グッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」に選ばれたカーボンフレームのPS1(税込29万8080円)というモデルがあったが、このPS1のデザイン性はそのままに、メインフレームの素材をアルミとすることで価格を抑えたエントリーモデルだ。

アシストモードは強中弱の3段階と、乗る人のペダリングパワーを感知して自動で出力を調整する『スマートモード』の4モード。バッテリーはPS1の6.6Ahから10.5Ahにアップされ、最大航続距離90kmを実現(PS1は60km)。2つめはシティモデルの『CF1 LENA(リーナ)』(税込16万8000円)。女性でも乗り降りしやすいフレーム形状で、ヨーロッパでも人気の高いCF1を、小柄な日本人女性に合わせてダウンサイジング(タイヤを700Cから24インチに変更)したモデルだ。チャイルドシート搭載可能なリヤキャリアやハンドルロックを採用し、高い実用性を確保しながらも、フレームと一体型のヘッドライト(40ルクス)など、デザイン性も高めている。

ブレーキレバーを握るとパワーアシストがカットされるシステムや、ブレーキランプ機能付きのテールライトなど、安全装備も充実している。
バッテリーは7.2Ahで、最大航続距離は75km。ダーフォン・イノベーションはIT企業らしく、車種ごとにアシストのアルゴリズムを変更しているそうで、実際に試乗してみると、確かにパワーの立ち上がり方などに違いを感じられた。
 
シティモデルの『CF1 LENA』。フロントモーターながら、ペダルを踏んだ瞬間に前輪から引っ張られて不安定になる感覚がなく、自然な乗り味だった
シティモデルの『CF1 LENA』。フロントモーターながら、ペダルを踏んだ瞬間に前輪から引っ張られて不安定になる感覚がなく、自然な乗り味だった
『CF1 LENA』のハンドルステム。左側にあるノブを押しながらステム上面を開くと、ステムの角度調整ができる。同時にハンドルバーの固定も解除されるので、バーの角度を一定に保ったままステム角も調整可能
『CF1 LENA』のハンドルステム。左側にあるノブを押しながらステム上面を開くと、ステムの角度調整ができる。同時にハンドルバーの固定も解除されるので、バーの角度を一定に保ったままステム角も調整可能
そして、今年からBESVアンバサダーに就任した女優の『のん』さんが登場してのトークセッション。
実は小径車に乗るのも電動アシスト自転車に乗るのも、BESVのカタログ撮影が初めてだったというのんさんのお気に入りはPSA1のレッド。
「自転車で走ってみたい場所は?」という記者からの質問に、「映画(声優を務めたアニメ映画「この世界の片隅に」)の舞台になった広島県呉市。坂も多いので、電動アシスト自転車がピッタリ」と語った。
 
発表会後に行われた試乗会では、一番最初にのんさんが試乗。楽しそうに赤いPSA1を走らせていた。のんさんが被っているピンクのニットキャップはウレタンフォーム入りの簡易ヘルメット『ribcap』
発表会後に行われた試乗会では、一番最初にのんさんが試乗。楽しそうに赤いPSA1を走らせていた。のんさんが被っているピンクのニットキャップはウレタンフォーム入りの簡易ヘルメット『ribcap』

BESV JAPAN http://besv.jp
BESV×のん特設サイト http://non.besv.jp