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ブエルタ・ア・アンダルシアを完走した新城幸也。次戦はアジア選手権

レース
新城幸也(バーレーン・メリダ)のヨーロッパ初戦は、2017年2月15日~19日スペイン・アンダルシア地方で開催されたブエルタ・ア・アンダルシア。

最終日となる第5ステージは、朝から冷たい小雨の中スタート。前半の山岳に入ると気温はさらに下がり、北風が吹きつける悪天候となった。序盤に形成された8人の逃げグループに、バーレーン・メリダから22歳の若手のドメン・ノボック(スロベニア)が入り、新城は総合上位のモレノとシンクを守る走りに徹した。

雨で滑りやすい路面に加えカーブが多く、逃げグループととメイン集団の差は思うように縮まらず、2人が脱落した逃げグループはそのまま逃げ切って6人でのゴールスプリントに。ノボックは5位でゴールした。

 
ヨーロッパ初戦を無事ゴールした新城幸也​​ photo Miwa IIJIMA
ヨーロッパ初戦を無事ゴールした新城幸也​​ photo Miwa IIJIMA


ブエルタ・ア・アンダルシア最終ステージをメイン集団の中60位、総合99位で終えた新城は、
「日に日にコンディションを上げることが出来ていた! 今回はチームの中でプロ1年目の選手や若手で経験が少ない選手が多かったので、チームの中で総合上位2選手をサポートできるのは自分しかいなかった。逃げや、スプリントなど自分のための自由の走りはできなかったが、その分、自分は期待に応える働きができ、役割を果たせたと思う。こうしてチーム信頼を得て次のレースにつながるので、次に自分にエースが回ってきたときは結果を残せよう準備していきたい。」と、レースを振り返ってコメントしている。

 
総合優勝はモビスターのアレハンドロ・バルベルデ、バーレーン・メリダのジャピエル・モレノ(右から2番目)は地元アンダルシア選手賞を獲得 photo:Miwa IIJIMA
総合優勝はモビスターのアレハンドロ・バルベルデ、バーレーン・メリダのジャピエル・モレノ(右から2番目)は地元アンダルシア選手賞を獲得 photo:Miwa IIJIMA


大会公式HP http://www.vueltaandalucia.es/

スペインからフランスの自宅に戻った新城は、2017年2月22日からアジア選手権が開催されるバーレーンに入り、日本チームと合流する。
【text&photo:Miwa IIJIMA】