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TOJ山岳王のエマミがアナボリック・ステロイドで陽性

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2015年のTOJで山岳王になったエマミ
2015年のTOJで山岳王になったエマミ
2015年のツアー・オブ・ジャパンで富士山ステージを制し、山岳賞を獲得したイランのラヒーム・エマミ(ピシュガマンサイクリング)が、昨年10月18日のジェラジャ・マレーシア(アジアツアー2.2)のアンチ・ドーピング検査で、アナボリック・アンドロジェニック・ステロイドの陽性(違反が疑われる分析)になったと、国際自転車競技連合(UCI)が2月10日に発表した。

UCIアンチ・ドーピング・ルールにより、エマミは判決が下るまで一時的な資格停止処分となっている。


UCIコンチネンタルチームのピシュガマンサイクリング(イラン)は、昨年5月6日に所属していたイランのナセル・エザビがアナボリック・アンドロジェニック・ステロイドの陽性(彼はすでに4年間の資格停止処分を受けている)になったため、エマミの陽性は12カ月間で2度目になる。

UCIのアンチ・ドーピング・ルールは、12カ月の期間内に同じチームに所属する2人の選手が陽性(違反が疑われる分析)になった場合、チームもレースに参加する資格を15日から45日間、停止すると定めているため、ピシュガマンサイクリングにも処分が下されるはずだ。UCIはこの一件を懲罰委員会に委ね、最終的な決定を下すとしている。

(http://www.uci.ch/pressreleases/uci-statement-rahim-emami-and-uci-continental-team-pishgaman-cycling/)