ニュース

パンクが続発したシクロクロス世界選エリート男子はベルギーのバナールトが連覇

レース
 
ルクセンブルクのビールスで開催されていたUCI2017シクロクロス世界選手権は、1月29日に男子エリートのカテゴリーを競い、昨年の覇者であるベルギーのウォウト・バナールト(ベランダスウィレムス・クレラン)が独走で優勝し、タイトル防衛を成し遂げた。

気温は6度Cで雪もすっかり溶け、泥沼と化したコースで競われた最終レースは、スタートからオランダのマテュー・ファンデルプール(ビオバンク・コレンドン)が飛び出して先頭を逃げ続けた。しかし、彼は4周目でバナールトに追いつかれてしまった。

そのまま優勝候補の2人が最後まで激戦を演じるだろうと思われた矢先、ファンデルプールがパンクで失速して後退。ピットで自転車を交換した時には、先頭のバナールトに20秒近いタイム差を付けられてしまっていた。

この日、4度のパンクに見舞われたファンデルプールが先頭に戻ってくることはなく、バナールトの連覇はあっさりと決まってしまった。3位にはベルギーのケビン・パウエルス(マルルクス・ナポレオンゲームス)が入った。
 
 
UCI2017 シクロクロス世界選手権
[ビールス(ルクセンブルク)/1周15.55km]


■男子エリート結果(1月29日/8周)

1 ウォウト・バナールト(ベルギー/ベランダスウィレムス・クレラン)1時間02分08秒
2 マテュー・ファンデルプール(オランダ/ビオバンク・コレンドン)+44秒
3 ケビン・パウエルス(ベルギー/マルルクス・ナポレオンゲームス)+2分09秒
4 ラルス・ファンデルハール(オランダ/テレネット・フィデアライオンズ)+2分52秒
5 コルネー・ファンケッセル(オランダ/テレネット・フィデアライオンズ)+3分09秒
6 ローレンス・スウェーク(ベルギー/ERA・シルキュス)+3分29秒
7 マイケル・ボロス(チェコ/パウエルスザウゼン・バストフートゼルビス)+3分47秒
8 ジャンニ・ブルミールシュ(ベルギー)+4分02秒
9 シモン・ツァーナー(スイス)+4分08秒
10 サシャ・ウエーバー(ドイツ)+4分29秒
51 小坂光(日本)-3Lap
53 前田公平(日本)-4Lap
DNF2 沢田時(日本)

■男子アンダー23結果(1月29日/7周)
1 ヨーリス・ニューウェンハウス(オランダ)53分58秒
2 フェリペ・オルツ(スペイン)+1分23秒
3 ジーベン・ウォーテルス(オランダ)+1分29秒
49 織田聖(日本)-3Lap
(http://www.uci.ch/cyclo-cross/)