シクロクロス世界選エリート女子でベルギーのカントが初優勝

 
ＵＣＩ2017シクロクロス世界選手権が１月28日にルクセンブルクのビールスで開幕し、初日は男子ジュニア、女子アンダー23、女子エリートのカテゴリーが開催された。

女子エリートは世界チャンピオンに７回輝いているオランダのマリアンヌ・フォスが、独走をしていた最終周回序盤に機材トラブルで立ち往生し、ベルギーのサンヌ・カントに追いつかれてしまった。

雪が残り、非常にすべりやすくて落車が続出した難しいコースで、２人は激しい一騎打ちを演じたが、最後のホームストレートに先頭で入ったカントがそのままフォスを抑えて優勝し、26歳で初めて世界タイトルを獲得した。

2000年から開催されている女子エリートのカテゴリーは、これまでオランダ、ドイツ、フランスだけしか優勝したことがなく、カントはシクロクロス王国ベルギーに初めて女子エリートの勝利をもたらした。

１月29日は男子アンダー23と男子エリートのカテゴリーが開催される。日本からは男子アンダー23に織田聖、男子エリートに沢田時、小坂光、前田公平の３人が出場する予定だ。
　

 
ＵＣＩ2017 シクロクロス世界選手権
［ビールス（ルクセンブルク）／1周15.55km］

■女子エリート結果（１月28日／5周）
１ サンヌ・カント（ベルギー）43分06秒
２ マリアンヌ・フォス（オランダ）+1秒
３ カテリナ・ナッシュ（チェコ）+21秒
４ ルシンダ・ブランド（オランダ）+21秒
５ マガリー・ロシェット（カナダ）+36秒
６ エバ・レヒナー（イタリア）+53秒
７ クリスティーヌ・マイェルス（ルクセンブルク）+1分21秒
８ エレン・バンローイ（ベルギー）+1分25秒
９ ニキ・ブラマイアー（英国）+1分31秒
10 ケイトリン・アントノー（米国）+1分46秒
29 興那嶺恵理（日本）+8分15秒
30 今井美穂（日本）-1 LAP
35 武田和佳（日本）-1 LAP

■女子アンダー23結果（１月28日／5周）
１ アンナマリー・ウォルスト（オランダ）43分47秒
２ エレン・ノーブル（米国）+10秒
３ イービー・リチャーズ（英国）+26秒
28 坂口聖香（日本）+6分15秒

■男子ジュニア結果（１月28日／5周）
１ トーマス・ピドコック（英国）41分24秒
２ ダニエル・タレット（英国）+38秒
３ ベン・ターナー（英国）+44秒
30 村上功太郎（日本）+5分18秒
(http://www.uci.ch/cyclo-cross/)