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走り納めはフルーツ王国山形で!第27回かみのやまツール・ド・ラ・フランス大会 実走レポート!

イベント
温泉とフルーツが自慢の山形県上山市で行われる秋の一大イベント「ツール・ド・ラ・フランス」。リピーターが多く、1週間以内に申込枠が埋まるほどの人気イベントだ。その魅力を探りに実走レポートを行った。

text:西村裕貴  photo:長谷川拓司
 

1年の走り納め!



ツール・ド・ラ・フランスは山形県の東南部に位置する上山(かみのやま)市で、行われているロングライドイベントだ。上山市はラ・フランスとかみのやま温泉が有名で、この果物と、某有名レースの名前をもじったのが、大会名の由来。

例年、この大会は11月中旬に開催されているが、東北地方は11月下旬を過ぎると、雪が降り始めてシーズンオフとなってしまう(上山市では大会3日前に初雪を観測)。そのため、”1年の走り納め”として、この大会にエントリーする参加者が少なくない。

コースは30km、60km、ファミリーコースの20kmが用意され、合わせて約1000人がエントリー。山形県内を中心に地元のサイクリストらが多数参加した。

メインの60kmコースは、上山市の中心部にある「市民公園」をスタート&ゴールとし、楢下宿や花森湖など、歴史的な街並みや、自然豊かなスポットを通過する走りごたえのあるコース。獲得標高は600mと初心者にとっても無理のないコース設定だ。山形県はタンデム自転車の走行を認めている都道府県のひとつで、タンデム自転車でコースを走行する参加者の姿も見られた。

 

楽しい前夜祭もウリのひとつ

「月岡ホテル」で行われる盛大な前夜祭も、この大会の魅力。 景品が当たるジャンボカルタに皆白熱していた
上山市の市民公園をスタート。最長で60kmのコース設定


前夜祭は、かみのやま温泉の「月岡ホテル」で行われ、参加者の約2割が参加し、地元上山市の食材を使った郷土料理や、蔵王ワイン、フルーツなどがふるまわれた。会場の月岡ホテルは由緒ある宿泊施設で、参加者は温泉につかり、翌日に備えることが可能。

参加者にとっては、宿泊とセットで用意される前夜祭も、このイベントを選ぶ理由のひとつでリピーターも多い。

 

防寒着を忘れずに  

大会当日、朝6時の気温はなんと1℃。11月中旬の上山市はかなり寒いので、快適にライドをするためにも、防寒具を忘れずに持参したい。開会式を終え、8時15分より、5人ずつ順次スタートしていく。

スタートから第1エイドまでは田園地帯やラ・フランス、カキ、リンゴなどの果樹園が広がる。参加者は思い思いのペースで進む。第1エイドから第2エイドまでは、上り基調の道が続く。ブナやシラカバなどが見ごろを迎え紅葉を楽しみながら進む。

最終エイド、花山湖までいたる上りを進むと今回のコース一番の絶景ポイントが。上山市を一望する景色に思わず、立ち止まって写真を取る参加者が続出。
第1エイドの「滝沢宿」。江戸時代に整備された羽州街道沿いの風情のある道をコースに取り入れている
大会名のとおり、エイドではラ・フランスがこれでもか!と出てくる。 もちろん食べ放題
山形は県全域で自転車の定員乗車が認められているので、タンデムバイクの参加者も。
なんと4人乗り自転車(アメリカのコモーションサイクルズ)。これなら一家で参加できる。

ゴール後のお楽しみは「芋煮」

ゴール地点では山形名物”芋煮会”。県内でも鍋に入る具材が異なっており、上山市のある村山地方では牛肉を使った醤油ベースの「すきやき風」
県内からチームで参加、「TSCC(太平興業サイクリングクラブ)」の皆さん。今年の走り納めとしてこのイベントを選んだ! 


ゴール後は山形名物の「芋煮」が振る舞われ、ライドで冷えた体を温めてくれる。

芋煮を食べ終わっても、まだ時間はお昼過ぎ。朝7時にスタートをして、13時には全員が走り終わるような時間設定になっているので、首都圏から参加をしても、日曜日のムリのない時間に帰宅できる。参加者には、「かみのやま温泉」の各宿で使える入浴券がもれなくプレゼントされるので、温泉に入ってライドの疲れをいやそう。

1年の走り納めとして、ロングライド大会のデビュー戦として、来年の大会にぜひ参加してみては?


主催者●第27回かみのやまツール・ド・ラ・フランス大会実行委員会
開催日●2016年11月13日(日)
ツール・ド・ラフランス大会HP  http://tour-de-la-france.jp/