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NIPPO・ヴィーニファンティーニのグロスがツアー・オブ・タイフーレイク第5ステージ優勝

レース
11月5日より中国・上海郊外のタイフーレイク(太湖)周囲で開催されている8日間のツアー・オブ・タイフーレイク(UCIアジアツアー 2.1)。11月10日に開催された第5ステージで、エドワルド・グロス(ルーマニア)がゴールスプリントを制して区間優勝を挙げた。チームは昨日のニコラス・マリーニ(イタリア)の区間優勝に次ぐ2連勝となった。

 


Nantong(南通)で開催された148kmの第5ステージは、昨日に引き続いて平坦ステージとなっており、多くのスプリンターを擁するNIPPO・ヴィーニファンティーニは、区間優勝を狙ってスタートした。

この日もチームワークがうまく機能し、レース中盤では山本元喜が逃げに乗り、石橋学も最後まで集団内でチームを支える活躍を見せた。

そして、終盤は総合首位の選手が先行したために、総合2位のジュゼッペ・フォンツィ(イタリア)を擁するウィリエール・サウスイーストが追う展開となり、スプリントでのライバルとなるヤコブ・マレツコ(イタリア、ウィリエール・サウスイースト)のアシスト陣が消耗した反面、NIPPO・ヴィーニファンティーニは最後まで力を温存し、ダニエーレ・コッリ(イタリア)、リカルド・スタッキオッティ(イタリア)、ニコラス・マリーニ、エドワルド・グロスと、完璧なトレインを形成して、最後にグロスが勝利を挙げた。

現在、24歳のグロス。2014年、前身のコンチネンタルチーム時代には多くの勝ち星を挙げていたが、プロコンチネンタルチームへと昇格した2015年以降2シーズンは勝利に恵まれていなかった。勝利への強い執念を持ち続け、シーズン最後に嬉しい勝利を掴んだ。

 


エドワルド・グロスのコメント
チーム全員に感謝しています。彼らの今日の仕事ぶりを表すには“完璧”の一言しか思い浮かびません。これまで絶大な信頼をおいてくれたステファノ・ジュリアーニ監督、チームメートであり親友でもあるリカルド・スタッキオッティにも心から感謝しています。残り2ステージとなりましたが、個人的には最終日の第7ステージを狙っています。終盤に勾配があるので、イージーなステージではありませんが、総合成績(現在46秒差の10位)を上げるチャンスになると思います。


福島晋一監督のコメント
今日は今大会で一番良いトレインが組めたステージでした。2日前も同じ感じでしたが、一番最後につけていたグロスがはぐれてしまった。グロスにとって、今シーズン1勝目。勝ちたいと思い続けて、最後にいい結果が出たので、チームみんなで喜んでいます。明日も同じようなコースです。このレースは基本的に道が広くて、単調なんですが、このチームにとっては勝てるので、いいレースです。取れるものはすべて取って帰りたいと思います。
 

●ツアー・オブ・タイフーレイク 出場メンバー
石橋 学(日本)
山本 元喜(日本)
ダニエーレ・コッリ(イタリア)
リカルド・スタッキオッティ(イタリア)
ニコラス・マリーニ(イタリア)
エドワルド・グロス(ルーマニア)
監督:福島 晋一

●大会公式ホームページ http://taihucycling.jstv.com
●NIPPO・ヴィーニファンティーニ http://teamnippo.jp