ニュース

ドーハ世界選ロード、男子ジュニアはデンマークのエグホルム、女子ジュニアはイタリアのバルサモが優勝

レース
男子ジュニアで逃げ切ったデンマークのエグホルム
男子ジュニアで逃げ切ったデンマークのエグホルム
 
中東カタールの首都ドーハで開催中のUCIロード世界選手権は、10月14日にジュニア男女のロードレースを競った。

135.3kmで競われた男子ジュニアのロードレースは、予想通りの暑さに見舞われ、落車が多発する中、残り68kmでアタックがかかってレースが動いた。

20人ほどの選手が逃げ出した後、そこから個人タイムトライアルで優勝した米国のブランドン・マクナルティ、デンマークのユリウス・ヨハンセン、フランスのアレクシス・ブリュネルの3人がアタックして先行したが、ゴールまで残り36.7kmで追走グループに捕まり、先頭はふたたび20人ほどになった。

最終周回に入り、ゴールまで残り10kmを切って先頭グループからふたたびヨハンセンがアタックし、チームメートのヤコブ・エグホルムが合流。2人でゴールを目指すかと思われたが、残り7.5kmでヨハンセンは力尽きてしまった。

しかし、エグホルムはそのまま独走を続け、パンケーキフラットのサーキットコースでサプライズな逃げ切り優勝を果たした。2位にはドイツのニクラス・マルクル、3位にはスイスのレト・ミューラーが入った。

「信じられない。夢にも思っていなかった。これは世界で最高を競うものだけど、僕は自分が最高の1人だとは思っていなかったからだ」と、エグホルムは語っている。

日本勢は3選手が1分45秒遅れの集団でゴール。蠣崎優仁は42位、渡邉歩は60位、重満丈は62位だった。沢田桂太郎は途中リタイアした。


 
■男子ジュニア・ロードレース結果[10月14日/135.3km]
1 ヤコブ・エグホルム(デンマーク)2時間58分19秒
2 ニクラス・マルクル(ドイツ)+7秒
3 レト・ミューラー(スイス)+7秒
4 ルーカ・モッツァート(イタリア)+7秒
5 ジガ・ホルバット(スロベニア)+7秒
6 ジガ・イェルマン(スロベニア)+7秒
7 イデ・シュヘリング(オランダ)+7秒
8 ヤカ・プリモジッチ(スロベニア)+7秒
9 セドリック・ウレボ(ノルウエー)+7秒
10 ハリー・スウィーニー(オーストラリア)+7秒
42 蠣崎優仁(日本)+1分45秒
60 渡邉歩(日本)+1分45秒
62 重満丈(日本)+1分45秒
DNF 沢田桂太郎
 
 
男子ジュニアの表彰台
男子ジュニアの表彰台




 
74.5kmで競われた女子ジュニアのロードレースは集団ゴールスプリントでイタリアのエリーザ・バルサモが優勝。2位は米国のスカイラー・シュナイダー、3位はノルウエーのスザンヌ・アンデルセンだった。

日本の細谷夢菜は先頭集団でゴールし、35位に入った。下山美寿々は10分02秒遅れの70位だった。

10月15日は女子エリートのロードレースが行われる。




■女子ジュニア・ロードレース結果[10月14日/74.5km]
1 エリーザ・バルサモ(イタリア)1時間53分04秒
2 スカイラー・シュナイダー(米国)
3 スザンヌ・アンデルセン(ノルウエー)
4 カロリナ・ペレキトコ(ポーランド)
5 レティツィア・パテルノステル(イタリア)
6 エマ・ノルスガール(デンマーク)
7 フランツィスカ・ブラウセ(ドイツ)
8 サンドラ・アロンソ(スペイン)
9 リアーネ・リッパート(ドイツ)
10 シモーネ・エグ(デンマーク)
35 細谷夢菜(日本)
70 下山美寿々(日本)+10分02秒
(http://www.uci.ch/)
 
女子ジュニアはスプリントでイタリアのバルサモが競り勝った
女子ジュニアはスプリントでイタリアのバルサモが競り勝った
女子ジュニアの表彰台
女子ジュニアの表彰台