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シクロクロスW杯開幕! 米国のラスベガスで開催された初戦は世界チャンピオンのバナールトが優勝

レース
 
2016-2017シーズンのUCIシクロクロス・ワールドカップが、9月21日に米国のラスベガスで開幕し、世界チャンピオンでアルカンシエルを着たベルギーのウォウト・バナールト(クレラン・バストフートセルビス)が独走で連覇した。

オランダのマテュー・ファンデルプール(ビオバンク・コレンドン)はヒザの故障で2年連続ワールドカップ開幕戦を欠場。ラルス・ファンデルハール(ジャイアント・アルペシン)もケガで参加しなかった。

ナイトレースで開催された『クロス・ベガス』で、バナールトはレース前半の残り7周回のシケインで転倒し、一時先頭グループから遅れた。その間にマイケル・バントゥールンハウト(マルルクス・ナポレオンゲームス)が先頭から飛び出して独走を始めた。しかし、バナールトはすぐレースに復帰し、残り5周でバントゥールンハウトを捕らえた。

15人にふくらんだ先頭グループから、バナールトは残り3周の上り坂でアタック。その後ろに付いて行ったバントゥールンハウトは、サンド・エリアでコントロールを失って遅れてしまった。

バナールトは世界チャンピオンとして格のちがいを見せつけるように独走を続け、ワールドカップ開幕戦を制した。バントゥールンハウトが2位、ローレンス・スウェーク(ERAエステート・シルキュス)が3位になり、開幕戦の表彰台はベルギー勢が独占した。しかも、全員が22歳という若い表彰台だった。


■テレネットUCIシクロクロス・ワールドカップ第1戦結果
[9月21日/ラスベガス(クロス・ベガス)/米国)/10 Laps]

1 ウォウト・バナールト(クレラン・バストフートセルビス/ベルギー)1時間06分53秒
2 マイケル・バントゥールンハウト(マルルクス・ナポレオンゲームス/ベルギー)+23秒
3 ローレンス・スウェーク(ERAエステート・シルキュス/ベルギー)+26秒
4 トーン・アールツ(テレネット・フィデア/ベルギー)+32秒
5 ロブ・ペーテルス(クレラン・バストフートセルビス/ベルギー)+39秒
6 カンタン・ヘルマンス(テレネット・フィデア/ベルギー)+45秒
7 ディーテル・バントゥールンハウト(マルルクス・ナポレオンゲームス/ベルギー)+50秒
8 フィリップ・ワールスレーベン(ビオバンク・コレンドン/ドイツ)+59秒
9 ティム・メルリエ(クレラン・バストフートセルビス/ベルギー)+1分01秒
10 テイス・ファンアーメロンヘン(テレネット・フィデア/オランダ)+1分07秒
■第1戦までの総合成績
1 ウォウト・バナールト(クレラン・バストフートセルビス/ベルギー)80 pts
2 マイケル・バントゥールンハウト(マルルクス・ナポレオンゲームス/ベルギー)70 pts
3 ローレンス・スウェーク(ERAエステート・シルキュス/ベルギー)65 pts
4 トーン・アールツ(テレネット・フィデア/ベルギー)55 pts
5 ロブ・ペーテルス(クレラン・バストフートセルビス/ベルギー)50 pts
6 カンタン・ヘルマンス(テレネット・フィデア/ベルギー)48 pts
7 ディーテル・バントゥールンハウト(マルルクス・ナポレオンゲームス/ベルギー)46 pts
8 フィリップ・ワールスレーベン(ビオバンク・コレンドン/ドイツ)44 pts
9 ティム・メルリエ(クレラン・バストフートセルビス/ベルギー)42pts
10 テイス・ファンアーメロンヘン(テレネット・フィデア/オランダ)40 pts
(http://www.uci.ch/cyclo-cross/)
 
 

ダイジェスト映像



テレネットUCIシクロクロス・ワールドカップ2016-2017は全9戦

UCIが主催するシクロクロスのワールドカップは、今シーズンからベルギーの通信業者テレネットが冠スポンサーに付き、全9戦で競われる。

[シクロクロス・ワールドカップ2016-2017日程]
第1戦 2016年9月21日 ラスベガス(米国)
第2戦 2016年9月24日 アイオワ(米国)
第3戦 2016年10月23日 ファルケンブルフ(オランダ)
第4戦 2016年11月20日 コクセイド(ベルギー)
第5戦 2016年11月26日 ツェーフェン(ドイツ)
第6戦 2016年12月18日 ナミュール(ベルギー)
第7戦 2016年12月26日 フースデン・ゾールドル(ベルギー)
第8戦 2017年1月15日 フィウッジ(イタリア)
第9戦 2017年1月22日 ホーヘルハイデ(オランダ)