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北京市で開催されるUCI-C1シクロクロスレース「千森杯」に日本選手が参戦

レース
中国の北京市で8月31日(水)&9月3日(土)、UCI-C1カテゴリーのレース2戦からなるQiansen Trophy (千森杯)が開催される。

今年で4回目となる中国のシクロクロスに、日本から過去最大規模の11名の選手、5名のスタッフが参加する。海外参加選手の国籍は、日本、米国、英国、オーストラリア、スイス、チェコ、イタリア、ルクセンブルク、ニュージーランドで、日本からの参加者が一番多い。

上位入賞を狙う選手とともにベテラン・若手を揃え、ぶ厚い参加層となっている。参加メンバーは以下の通り。


【選手】
男子エリート(8名)
小坂 光(宇都宮ブリッツェン  シクロクロスチーム)
前田 公平(弱虫ペダル サイクリングチーム)
小坂 正則(スワコレーシングチーム)
池本 真也(Frieten)、
松本 駿(Team SCOTT)
織田 聖(弱虫ペダル サイクリングチーム)
藤田 拓海(SNEL CYCLOCROSS TEAM)
齋藤 拓真(Team GARNEAU CHAINRING)

女子エリート(3名)
武田 和佳(Liv)
須藤 むつみ(Ready Go JAPAN)
安田 朋子(SNEL CYCLOCROSS TEAM)

【スタッフ】(5名)
諏訪 孝浩(SNEL CYCLOCROSS TEAM)
佐藤 成彦(弱虫ペダル サイクリングチーム)
日比谷 篤史(弱虫ペダル サイクリングチーム)
菅田 純也(Team GARNEAU CHAINRING)
池本秀紀(宇都宮ブリッツェン シクロクロスチーム)

 
2015年は7選手が参加し、UCIポイントを獲得した
2015年は7選手が参加し、UCIポイントを獲得した



現時点で判明している海外選手にはお台場や野辺山で勝利し日本でもおなじみの米国人、ザック・マクドナルドの名前がある。ヨーロッパの強豪選手は、スイスのEKZ Tour総合3位のスイス人Macrel Wildhaber(リオ五輪MTBクロスカントリー金メダリストのNino SchurterとScott-Odlo MTB Racing Teamでチームメイト)がW杯にも多く出場している。

そのほか、元デンマークチャンピオンのKenneth Hansen、ルイヴィル世界選で18位のイタリア人Marco Biancoらが有力視されるが、小坂光は昨年12位でフィニッシュしているので、入賞を狙えるところまできていると菅田監督はコメントしている。小坂正則のしばらくぶりの国際舞台、前田公平、織田聖の若手がどこまで食い込むかも注目される。

女子は米国のKathryn Cummingが昨年本レースのYanqingステージで2位に入っており、オーストラリアから国内選手権2位と4位の選手(Josephine Simpson、Melissa Anset)が参戦。また、大ベテランのベルギー在住米国人Christine Vardarosが今年も参戦。若いチェコ人Martina KukulovaはEKZ Tour総合28位。W杯参戦選手が居並ぶ中で海外レース初参戦となる武田和佳が手ごたえを探る。

菅田監督は「UCI-C1のレースということもあり、日本人選手の目標はより多くのUCIポイントを獲得すること。日本のレースでは経験できない程のハイスピードなレース展開を体感することによる競技力の向上、そして日本と中国からシクロクロスのアジアでの交流に繋がる機会にしたい」とコメントしている。


UCI-C1シクロクロスレース Qiansen Trophy (千森杯)
8月31日(水)中国・北京郊外の山中 Yanqingで開催
9月3日(土)中国・北京市街地に近い河川敷 Fentaiで開催



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