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バイクブランドブルーノが世界をめぐる自転車旅をサポート!「若者よ旅に出よ!」キャンペーン チャレンジャー決定! 壮行会

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現在の自転車マーケットは、大きくレースを頂点とする機能主義のもとに形成されている。スポーツバイクは、競技で勝利を勝ち取るための高性能なものも魅力的だが、その一方で、かねてからツーリングを中心とするサイクリング文化も日本国内はもちろん、欧州でも一つのムーブメントとなっている。少年たちは自転車を手に入れると一度はロングツーリングにあこがれたものだ。

そんなツーリングの魅力をもっと多くの人に発信したいと、バイクブランド「ブルーノ」が「BRUNO(ブルーノ)が応援する「旅」 〜世界の自転車旅をサポート〜 若者よ旅に出よ」というキャンペーンを立ち上げた。「旅」で「若年層へサイクリングの魅力訴求できる」人に対して、旅の資金100万円を支給するという太っ腹な企画だ。29歳までで初めて世界の自転車旅に挑戦する人という条件のもと、30名弱の応募者から選ばれたのは愛知県在住の大学生、溝口哲也さんだ。旅への出発を前にして、都内で壮行会が行われた。
中学生の時、父親の転勤によりタイ・バンコクに移り住むことになった溝口さん。しかし、当時のバンコクは反政府デモが勃発し、非常事態宣言が発令されるような、社会情勢が不安定な状況。なかなか自由に出かけることもままならなかったそう。その後、高校生になり帰国。自転車を手に入れた彼は、そのうっぷんを晴らすかのようにさまざまな場所へ自転車で出かけるようになったそう。

「サイクリングでは天候や地形など、さまざまな困難に直面してはそれをクリアして達成感を得ることが、何物にも代えがたい経験となった」。と溝口さん。国内43都道府県はサイクリングをしたが、世界はまだ広い。その広い世界を自転車で、という思いが応募に駆り立てたのだ。
 
今回選ばれた旅人は愛知在住の現役大学生、溝口哲也さん

選者3人からコメント

左から「PAPERSKY」編集長のルーカス・BB氏と旅するファッションモデルの山下晃和氏
サイクルスポット、マネージャーの松田吉弘氏
選考を担当したのは、旅するファッションモデル山下晃和氏、地上で読む機内誌「ペーパースカイ」編集長ルーカスBB氏、自転車ショップ「サイクルスポット」スタッフで自身も世界をツーリングした経験を持つ松田吉弘氏の3人。壮行会では3人からそれぞれ激励のコメントが寄せられた。

山下晃和氏
僕が若かったら応募したかった!28歳のころに東南アジアに行ったときはお金がなくてどう過ごすのかが悩みだった。100万円はうらやましい。逆に資金があるから楽しめる。どんな旅ができるのかが気になる。溝口さんにはいろいろアドバイスをしている。この企画はおもしろい。可能性に満ちている。溝口さんがパワーに満ちている人。その旅をどうやって素晴らしいと思わせるかは腕にかかっている。

ルーカスBB氏
年3回14年発刊している。ブルーノとやっている連載記事がある。地方を楽しむ。
自転車の種類によって、楽しめるものがまたちがう。ブルーノのようなバイクならゆっくりと旅を楽しむことができる。輪行も楽だし。応募者から選ぶのも楽しかった。溝口さんは写真が素敵だった。ブルーノのクールで知的。かわいいというキャラクターと合うと思った。毎週1回アップするのを楽しみにしている。たくさん楽しんできて。

松田吉弘氏
かつて、自分もオーストラリア一周をしてきた。同じ旅人として応援したい。お店で、溝口さんが使うバイクの細かい調整をします。外に出たい人が多いということがわかった。多くの応募者に共通していたのは、外に出たいという気持ちが強い人が多いというのを感じた。よく言われる「今の若者」の印象とは違ったものだったのが興味深かった。面白い写真をたくさんアップしてほしい。
 

ヨーロッパ周遊5000kmの旅


旅の計画は、スペイン・バルセロナをスタートしピレネーを超え、フランス・モンヴァントゥへ。そこからモナコGPの会場を通る。そこからクルマの世界ラリー選手権にも登場するコル・ド・タンド峠。イタリアへ入りトリノからマッターホルン、ミラノ、ステルヴィオ峠をへてドイツ・ミュンヘン。オーストリアを横断する途中でモラヴィア草原へ。プラハからドレスデン。輪行してフランクフルトへ。また輪行してケルン、オランダに入り風車、イギリスの友人を訪れ、ロンドン経由。モンサンミッシェルからフランス・パリへ。距離にして約5000㎞ 8月24日に出国し、10月20日に帰国する予定。ルートのテーマはツール・ド・フランスへのオマージュだ。

バイクは装備を入れて30kgほど。1日の走行距離は100㎞~150kmくらいかなと見積もるが、「今までの旅も計画通りに行ったことがないんです」と笑って語る。そんな彼ならこのルートも走り切ってくれるだろう。これが第一弾の夏休み編。

第2弾は春休み編。香港から桂林を経てバンコクへ。「中学時代を過ごしたタイ・バンコクに、飛行機ではなくて自転車でたどり着けるのかやってみたい」。というのがこのルートのコンセプト。こちらは約2000㎞の行程だ。

海外サイクリングの経験豊富な山下氏から、さまざまなアドバイスをもらった溝口さん。中でも心にしっかり止めて置かなればと思ったものは「強盗にも注意して! 自転車で旅ができるというのは余裕がある人のやることなので、標的にされてしまうということを理解するべき。都会は格差があるので特に注意しなきゃいけない」。というものだったそう。

バイクは「ブルーノ・700cツーリングドロップ」に、アルミ製軽量キャリア、ブルックスのパニアバッグ。さらにサドルは使い慣れたブルックスのサドルがあるのでそれを使うとのこと。野宿と宿を併用。欧州は1日5000円ほど。東南アジアは1日3000円ほどで旅していければと計画している。

まずはサイクルスポットで組みあがった自転車で、慣らし運転がてら、まずは東京から自宅の愛知まで自走で帰るそうだ。目を輝かせながらそう語る彼に、サイクリングの純粋に楽しむ気持ちを再認識させてもらった。
 
サイクルスポーツ本誌編集部の旅サイクリストである松本、栗山、西村の3人も、自分たちのノウハウを溝口さんに伝えたくて仕方がない。熱く語る。
第一弾はヨーロッパ約5000kmをぐるりと旅する。果たして計画通りに進むのだろうか!?