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ツアー・オブ・ジャパン京都ステージはチモライが区間優勝し、デネグリが総合首位

レース
 
第19回ツアー・オブ・ジャパン(アジアツアー2.1)は、5月30日に初開催となる京都ステージを、京都府南部の京田辺市と精華町を舞台とした105kmの周回コースで競い、イタリアのダビデ・チモライ(ランプレ・メリダ)が、60人ほどの集団でのゴールスプリントでピエールパオロ・デネグリ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)と窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)を打ち負かして区間優勝した。


区間順位で与えられるボーナスタイムをチモライが10秒、デネグリが6秒、窪木が4秒獲得。前日の個人タイムトライアルでチモライがすでに20秒遅れていたため、5秒遅れだったデネグリが、アンソニー・ジャコッポ(アヴァンティ・アイソウェイスポート)よりも1秒上回って総合首位になり、リーダージャージのグリーンジャージを獲得した。


今年からツアー・オブ・ジャパンに加わった、待望の京都ステージの1周16.8kmの周回を6周半走るコースは、アップダウンがあってカーブも多く、変化に富んだテクニカルなものだった。1周目から地元京田辺市出身の小石祐馬(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)ら4人が逃げ出し、メイン集団に最大で3分40秒差をつけた。

しかし、メイン集団も追い上げて、5周目の後半に逃げを吸収した。その直後に新しい逃げが出たが、UCIワールドチームのランプレ・メリダを中心に追い上げ、最後は60人ほどの集団でゴールスプリントを競い、チモライが格のちがいを見せつけた。

■区間優勝したチモライのコメント「チームメイトたちがいい働きをしてくれたので勝てた。ハードなコースだが、沿道の熱い応援が素晴らしかった」

■総合首位になり、グリーンジャージを獲得したデネグリ「スポンサー(NIPPO)のためにも、今日はいい走りができたと思う。チームメイトの窪木も調子がいいので、チームとして全力で戦いたい」
 
 
区間優勝してポイント賞のリーダージャージを着用したチモライ
区間優勝してポイント賞のリーダージャージを着用したチモライ
 
■第2ステージ成績[5月30日/京都ステージ/105km]

1 ダビデ・チモライ(ランプレ・メリダ/イタリア)2時間49分08秒
2 ピエールパオロ・デネグリ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/イタリア)
3 窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/日本)
4 ジョン・アベラストゥリ(チーム右京/スペイン)
5 アンソニー・ジャコッポ(アヴァンティ・アイソウェイスポート/オーストラリア)
6 ロビー・ハッカー(アヴァンティ・アイソウェイスポート/オーストラリア)
7 ジョナサン・クラーク(ユナイテッドヘルスケア/オーストラリア)
8 増田成幸(宇都宮ブリッツェン/日本)
9 ベンジャミン・プラデス(チーム右京/スペイン)
10 メーディ・ソラビ(タブリーズシャハルダリチーム/イラン)
■第2ステージまでの総合成績
1 ピエールパオロ・デネグリ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/イタリア)2時間52分26秒
2 アンソニー・ジャコッポ(アヴァンティ・アイソウェイスポート/オーストラリア)+1秒
3 窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/日本)+1秒
4 増田成幸(宇都宮ブリッツェン/日本)+3秒
5 ジョン・アベラストゥリ(チーム右京/スペイン)+4秒
6 ロビー・ハッカー(アヴァンティ・アイソウェイスポート/オーストラリア)+5秒
7 クリス・ハミルトン(アヴァンティ・アイソウェイスポート/オーストラリア)+5秒
8 オスカル・プジョル(チーム右京/スペイン)+5秒
9 ベンジャミン・ヒル(アタック・チームグスト/オーストラリア)+6秒
10 ダニエル・ハラミーリョ(ユナイテッドヘルスケア/コロンビア)+6秒
[各賞]
■ポイント賞:ダビデ・チモライ(ランプレ・メリダ/イタリア)
■山岳賞:ベナム・マレキ(タブリーズシャハルダリチーム/イラン)
■新人賞:クリス・ハミルトン(アヴァンティ・アイソウェイスポート/オーストラリア)
■チーム成績:アヴァンティ・アイソウェイスポート(オーストラリア)
(http://www.toj.co.jp/2016/)