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ジロ・デ・イタリアで地元のニーバリが2度目の総合優勝/山本元喜が初出場のグランツールを完走!

レース
 
今シーズン最初のグランツールである第99回ジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)が、5月29日に古都トリノで閉幕し、地元イタリアのビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)が、2013年につづいて2度目の総合優勝を果たした。


31歳のニーバリは2010年にブエルタ・ア・エスパーニャ、2014年にツール・ド・フランスでも総合優勝していて、4度目のグランツール制覇となった。

クネオからトリノまでの163kmで競われた最終ステージは、ポイント賞のマリア・ロッサを着たイタリアのジャコモ・ニッゾロ(トレック・セガフレード)がスプリントで競り勝ったが、違反があったとして降格処分となり、2位のニキアス・アールント(ジャイアント・アルペシン)が繰り上げで区間優勝になった。

アールントの優勝で今年のジロでのドイツ勢の区間優勝は21ステージ中7ステージになり、地元イタリアの6ステージを抜いてトップになった。

日本から今年のジロに唯一出場していた山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)は、3週間のレースを走り切り、初出場したグランツールを初完走した。総合成績はニーバリよりも4時間49分05秒遅れの151位だった。

これで山本は、日本人として5人目のジロ完走者になった。

 
2016年のジロ表彰台。左から総合2位のチャベス(コロンビア)、総合優勝のニーバリ(イタリア)、総合3位のバルベルデ(スペイン)
2016年のジロ表彰台。左から総合2位のチャベス(コロンビア)、総合優勝のニーバリ(イタリア)、総合3位のバルベルデ(スペイン)

■第21ステージ結果[5月29日/クネオ~トリノ/163km]
1 ニキアス・アールント(ジャイアント・アルペシン/ドイツ)
2 マッテーオ・トレンティン(エティックス・クイックステップ/イタリア)
3 サシャ・モドロ(ランプレ・メリダ/イタリア)
4 アレクサンドル・ポルセフ(カチューシャ/ロシア)
5 ショーン・ドビー(ロット・ソウダル/ベルギー)
6 イワン・サビツキイ(ガズプロム・ルスベロ/ロシア)
7 リック・ツァーベル(BMC/ドイツ)
8 エドゥアルド・グロス(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/ルーマニア)
9 ジャイ・マッカーシー(ティンコフ/オーストラリア)
10 アルベルト・ベッティオル(キャノンデール/イタリア)
12 ジャコモ・ニッゾロ(トレック・セガフレード/イタリア)*降格
29 ビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ/イタリア)
136 山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/日本)+45分06秒

[第99回ジロ・デ・イタリア 個人総合最終成績]
1 ビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ/イタリア)86時間32分49秒
2 エステバン・チャベス(オリカ・グリーンエッジ/コロンビア)+52秒
3 アレハンドロ・バルベルデ(モビスター/スペイン)+1分17秒


4 スティーブン・クルイスウエイク(チームロトNL・ユンボ/オランダ)+1分50秒
5 ラファウ・マイカ(ティンコフ/ポーランド)+4分37秒
6 ボブ・ユンゲルス(エティックス・クイックステップ/ルクセンブルク)+8分31秒
7 リゴベルト・ウラン(キャノンデール/コロンビア)+11分47秒
8 アンドレイ・アマドール(モビスター/コスタリカ)+13分21秒
9 ダーウィン・アタプマ(BMC/コロンビア)+14分09秒
10 カンスタンティン・シウツオウ(ディメンションデータ/ベラルーシ)+16分20秒
20 ドメニコ・ポッゾビーボ(AG2R・ラモンディアル/イタリア)+51分49秒
151 山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/日本)+4時間49分05秒
[各賞]
■ポイント賞(マリア・ロッサ):ジャコモ・ニッゾロ(トレック・セガフレード/イタリア)
■山岳賞(マリア・アッズーラ):ミケル・ニエベ(チームスカイ/スペイン)
■新人賞(マリア・ビアンカ):ボブ・ユンゲルス(エティックス・クイックステップ/ルクセンブルク)
(http://www.giroditalia.it/it/)