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ジロ第12ステージはマリア・ロッサのグライペルが今大会3勝目!

レース
 
第99回ジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)は、5月19日にノアーレからビビオネまでの182kmで平坦な第12ステージを競い、ポイント賞のマリア・ロッサを着たドイツのアンドレ・グライペル(ロット・ソウダル)がゴールスプリントで圧勝し、今大会3勝目をマークした。

33歳のグライペルは、これでグランツールでの区間数がトータル20勝になった。しかし、彼は本格的な山岳ステージを週末に控えたこの第12ステージの後で、ジロをリタイアすると公表している。

マリア・ローザはルクセンブルクチャンピオンのボブ・ユンゲルス(エティックス・クイックステップ)が守った。ジロに初出場中の山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)は、4分41秒遅れでゴールしている。



■グランツールで通算20勝目の区間優勝を上げたグライペルのコメント「ボクはいつも少し負け犬だったから、グランツールでトータル20勝に達したのは悪くないね。誇らしいよ。チームワークのおかげてもある。経験が報われた。(2位の)ユーワンは今日、まちがった方向を選んでボクを抜こうとした。横風が左側から来ると知っていたから、誰にも右側からは抜かさせなかった。ユーワンが活躍するときは、いずれ来るだろう」

「今夜ボクがリタイアすることを決めて、ファンはうれしくないだろうと思うけど、ジロには大いに敬意を払っている。1度はマリア・ロッサを狙って闘うために、戻ってこられることを望んでいるよ」

 
 
■第12ステージ結果[5月19日/ノアーレ~ビビオネ/182km]

1 アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)4時間16分00秒
2 カレブ・ユーワン(オリカ・グリーンエッジ/オーストラリア)
3 ジャコモ・ニッゾロ(トレック・セガフレード/イタリア)
4 サシャ・モドロ(ランプレ・メリダ/イタリア)
5 アレクサンドル・ポルセフ(カチューシャ/ロシア)
6 モレノ・ホフラント(チームロトNL・ユンボ/オランダ)
7 イワン・サビツキイ(ガズプロム・ルスベロ/ロシア)
8 ハインリッヒ・ハウスラー(IAM/オーストラリア)
9 リック・ツァーベル(BMC/ドイツ)
10 ソニー・コルブレッリ(バルディアーニ・CSF/イタリア)
179 山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/日本)+4分14秒
■第12ステージまでの総合成績
1 ボブ・ユンゲルス(エティックス・クイックステップ/ルクセンブルク)49時間32分20秒
2 アンドレイ・アマドール(モビスター/コスタリカ)+24秒
3 アレハンドロ・バルベルデ(モビスター/スペイン)+1分07秒
4 スティーブン・クルイスウエイク(チームロトNL・ユンボ/オランダ)+1分07秒
5 ビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ/イタリア)+1分09秒
6 ラファウ・マイカ(ティンコフ/ポーランド)+2分01秒
7 イルヌール・ザカリン(カチューシャ/ロシア)+2分25秒
8 エステバン・チャベス(オリカ・グリーンエッジ/コロンビア)+2分43秒
9 ジャンルーカ・ブランビッラ(エティックス・クイックステップ/イタリア)+2分45秒
10 ディエゴ・ウリッシ(ランプレ・メリダ/イタリア)+2分47秒
11 リゴベルト・ウラン(キャノンデール/コロンビア)+3分12秒
14 ドメニコ・ポッゾビーボ(AG2R・ラモンディアル/イタリア)+4分01秒
175 山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/日本)+1時間57分28秒
[各賞]
■ポイント賞(マリア・ロッサ):アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)
■山岳賞(マリア・アッズーラ):ダミアーノ・クネゴ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/イタリア)
■新人賞(マリア・ビアンカ):ボブ・ユンゲルス(エティックス・クイックステップ/ルクセンブルク)
(http://www.giroditalia.it/it/)
 
5月20日は、パルマノーバからチビダーレ・デル・フリウリまでの170kmで、カテゴリー2が2つ、カテゴリー1が2つの合計4カ所の峠を越える中級山岳区間の第13ステージが行われる。そして週末には、ドロミテで今年最初の本格的な山岳ステージが待ち受けている。