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ジロ第5ステージはドイツのグライペルが区間優勝!

レース
 
第99回ジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)は、5月11日にプライア・ア・マーレからベネベントまでの233kmで第5ステージを競い、ドイツのアンドレ・グライペル(ロット・ソウダル)が集団ゴールスプリントを制して今大会1勝目を上げた。33歳のグライペルはこれがジロで4度目の区間優勝で、グランツールでの区間は18勝目だった。

マリア・ローザはオランダのトム・ドゥムラン(ジャイアント・アルペシン)が守った。ジロに初出場中の山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)は、3分51秒遅れの集団でゴールしている。


この日、序盤に1ヶ所だけあったカテゴリー3の山岳ポイントはマリア・アッズーラを着たイタリアのダミアーノ・クネゴ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が先頭で通過し、山岳賞総合首位の座を守った。

「今日はすべてが上手く行った。ここまでの2ステージが山岳賞争いには重要だった。ボクにとってもチームにとっても良い結果だ。ボクはまだ優先するものを決めかねている。山岳賞か、総合か、区間優勝か。明日もしマリア・アッズーラを失ったら、後にそれを取り戻す可能性はあるから辛抱強くなろう。山岳賞争いのライバルはまだわからないから、この賞を目標にするのは早すぎる」と、クネゴは語っている。


■区間優勝したグライペルのコメント「このステージ全体がまったくキツかった。スタート前、我々は最終周回でトップ10のポジションに残る計画を立てた。ルーランツは残り5kmから1.5kmまでずっと先頭を走ってくれて、それは期待していた以上の走りだった。彼がそれほどのハードワークをしてくれた後だったので、勝つしかなかった」

「スプリントはボクとキッテルの間の闘いではない。このレースにはたくさんのいいスプリンターがいる。キッテルは彼のチームにお膳立てされたら打ち負かすのは難しい。彼は別の次元のスプリンターだ。我々はライバルだとは言いたくはない。ボクは若くはないからね。でも、キャリアの最後までベストを尽くすつもりさ」

 
 
■第5ステージ結果[5月11日/プライア・ア・マーレ~ベネベント/233km]

1 アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)5時間40分35秒
2 アルノー・デマール(FDJ/フランス)
3 ソニー・コルブレッリ(バルディアーニ・CSF/イタリア)
4 ボブ・ユンゲルス(エティックス・クイックステップ/ルクセンブルク)
5 モレノ・ホフラント(チームロトNL・ユンボ/オランダ)
6 マヌエル・ベレッティ(ウィリエール・サウスイースト/イタリア)
7 リック・ツァーベル(BMC/ドイツ)
8 ゲオルグ・プライドラー(ジャイアント・アルペシン/オーストリア)
9 カレブ・ユーワン(オリカ・グリーンエッジ/オーストラリア)
10 アレクセイ・ツァテビッチ(カチューシャ/ロシア)
154 山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/日本)+3分51秒
■第5ステージまでの総合成績
1 トム・ドゥムラン(ジャイアント・アルペシン/オランダ)19時間40分48秒
2 ボブ・ユンゲルス(エティックス・クイックステップ/ルクセンブルク)+20秒
3 ディエゴ・ウリッシ(ランプレ・メリダ)+20秒
4 ゲオルグ・プライドラー(ジャイアント・アルペシン/オーストリア)+20秒
5 スティーブン・クルイスウエイク(チームロトNL・ユンボ/オランダ)+24秒
6 ビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ/イタリア)+26秒
7 アレハンドロ・バルベルデ(モビスター/スペイン)+31秒
8 イルヌール・ザカリン(カチューシャ/ロシア)+35秒
9 ヤコブ・フグルサン(アスタナ/デンマーク)+35秒
10 ニコラス・ローチ(チームスカイ/アイルランド)+37秒
184 山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/日本)+29分09秒
[各賞]
■ポイント賞(マリア・ロッサ):マルセル・キッテル(エティックス・クイックステップ/ドイツ)
■山岳賞(マリア・アッズーラ):ダミアーノ・クネゴ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/イタリア)
■新人賞(マリア・ビアンカ):ボブ・ユンゲルス(エティックス・クイックステップ/ルクセンブルク)
(http://www.giroditalia.it/it/)
 
 
5月12日はポンテからアレモンニャにあるカテゴリー2のロッカラーゾ山頂までの157kmで、今年最初の山頂ゴールとなる中級山岳区間の第5ステージが行われる。
 


Stage 5 - Highlights 投稿者 giroditalia