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新城幸也の手術が成功、リハビリ開始!

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2月13日、現地時間の14時から行われた新城幸也の手術は無事成功した。当初、朝に予定されていた開始時間が大きく遅れ、14時に手術室に入り、左大腿骨の折れた部分をつなぐ長さ30cm以上のボルトを縦に通し、支えるためのボルトを上下に計3本埋め込むという計6時間におよぶ大がかりな手術となった。

 
ボルトで骨折部分をつないだ新城の脚のレントゲン図
ボルトで骨折部分をつないだ新城の脚のレントゲン図


14日、8時にドーハ入りし病院に直行すると、術後の痛みで1時間ごとに目が覚めるという夜を過ごしたが、しっかりとした口調で話もできており、事故以来はじめて食事を口にするなど食欲も取り戻した。

スポーツ選手ということもあり、担当のドクターは手術から24時間も経っていない新城に、「積極的に脚を動かしなさい。」と、左脚に力を入れる練習や、つかまり立ちにも挑戦させている。痛み止めが利かないほどの激痛に、気を失いかけるような場面も。

しかし、新城は「うぅわっ〜」と叫びながらも、ほんのわずかな時間、両足でつかまり立ちをすることができた。今後しばらくは、こうした壮絶なリハビリとの戦いとなりそうだ。

 
痛みに歯を食いしばりながらリハビリを開始した新城
痛みに歯を食いしばりながらリハビリを開始した新城


すでに病院からは16日(火)の退院許可が出て、すぐに帰国し、国立科学医療センターなどで治療とリハビリに専念する予定となっている。

病室では、SNSに届いたたくさんのメッセージ一つ一つに目を通しながら過ごしている。ファンからのメッセージはもちろん、バラバラになってしまった元チームメイトやスタッフたちから次々に届くメッセージに、どのチームに行っても元チームメイトは切っても切れない仲間だと感じているとのこと。

「皆さんに助けられ、励まされ、心は折れずに少しずつ進み始めました。これからも温かく見守っていただけたら幸いです」【text&photo:Miwa IIJIMA】