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日本からキナンサイクリングチームも参戦! ボルタ・ア・バレンシアナ第4ステージ

レース
ボルタ・ア・バレンシアナ第4ステージは、4つの山岳ポイントがあるクイーンステージ。3級・2級・2級と続いて、最後は標高1098mの1級山岳を越えてゴールする。その1級山岳へ向かう上りは、15~17%の勾配が続き、最大勾配は22%(!)というキツさ。レースに随行する車やバイクのクラッチが焼ける匂いが、坂のあちこちに漂う。
 
総合優勝争いに大きな影響があるステージは、キナンサイクリングチームも当初から重視していたステージ。特に、マルコス・ガルシアはこの日にかけており、前日の第3ステージでは力を温存して第4ステージを迎えた。

 
ロシアのチーム、ロスベロがコントロールするメイン集団
ロシアのチーム、ロスベロがコントロールするメイン集団
リーダージャージのウォウター・プールス(チームスカイ)がステージ優勝
リーダージャージのウォウター・プールス(チームスカイ)がステージ優勝


レースは前日同様、7人の逃げ集団が容認される。この日のメイン集団は、ロシアのチーム、ロスベロ(RUSVELO)が集団コントロールをして、チームスカイがその後ろに控えるという展開。
 
残り40kmを過ぎるとメイン集団がペースアップ。逃げ集団を吸収し、チームスカイとアスタナが主導権争いをしながら1級山岳への登りへ入る。アスタナのルイス・レオン・サンチェスとファビオ・アルの2人が一気にペースアップすると、リーダージャージのウォウター・プールス(チームスカイ)もそれに続く。残り3kmを切ったところでプールス自らがアタックし。独走状態で頂上をクリアし、そのままゴールに駆け込んだ。総合2位のサンチェスは31秒遅れてゴールし、総合時間順位のタイム差が開く結果となった。
 
キナンサイクリングチームは、マルコス・ガルシアが、約1分遅れながら15位、ジャイ・クロフォードが35位に入った。他のメンバーも完走し、7名全員揃って最終日を迎える。
 
第5ステージはバレンシアをスタートしてバレンシアに戻ってくるコース。途中3級山岳がひとつあり、最後はバレンシア市内を周回してゴールとなる。

 
15位でゴールするマルコス・ガルシア
15位でゴールするマルコス・ガルシア
観客の声援を受けてゴールへ向かう中西重智
観客の声援を受けてゴールへ向かう中西重智


2016.2.6 
ボルタ・ア・バレンシアナ第4ステージ
オリウエラ-ゾレ・デ・カティ 141.3km

<第4ステージ結果>
1位 ウォウター・プールス(チームスカイ) 3時間26分32秒
2位 ベナト・インチャウスティ(チームスカイ) +23秒
3位 ヨン・イサギーレ(モビスター)
4位 ファビオ・アル(アスタナ) +25秒
5位 ダニエル・ナバロ(コフィディス)
6位 ルイス・レオン・サンチェス(アスタナ) +31秒
 
15位 マルコス・ガルシア +1分5秒
35位 ジャイ・クロフォード +1分47秒
67位 ウェズリー・サルツバーガー +3分52秒
158位 阿曽圭佑 +14分18秒
174位 伊丹健治 +16分35秒
179位 中西重智 +19分5秒
182位 野中竜馬 +27分6秒
 
<総合時間順位 第4ステージ終了時点>
1位 ウォウター・プールス(チームスカイ) 12時間3分26秒
2位 ルイス・レオン・サンチェス(アスタナ) +46秒
3位 ベナト・インチャウスティ(チームスカイ) +56秒
4位 ヨン・イサギーレ(モビスター) +1分1秒
5位 ハビエル・モレーノ(モビスター) +1分10秒
6位 ファビオ・アル(アスタナ) +1分26秒
 
49位 ジャイ・クロフォード +5分12秒
68位 マルコス・ガルシア +9分3秒
109位 ウェズリー・サルツバーガー +19分6秒
157位 阿曽圭佑 +29分42秒
177位 中西重智 +37分54秒
180位 伊丹健治 +42分15秒
181位 野中竜馬 +43分8秒

問・キナンサイクリングチーム http://kinan-cycling.com