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アップヒルゴールのドバイツアー第3ステージはロバトが区間優勝し、2位のニッゾロが総合首位!

レース
 
中東のアラブ首長国連邦で開催中のドバイ・ツアー(アジアツアー2.HC)は、2月5日にドバイ国際マリーナクラブからハッタ・ダムまでの172kmでザ・ウエスティン・ステージと名告げられた第3ステージを競い、スペインのフアンホセ・ロバト(モビスター)がアップヒルのゴール勝負を制して区間優勝した。

2位には第2ステージで総合3位に付けていたイタリアのジャコモ・ニッゾロ(トレック・セガフレード)が2秒遅れで入り、青いリーダージャージを獲得した。区間優勝したロバトは2秒差で総合2位になった。


ハッタ・ダムのゴールは残り3kmが上り坂で、ゴール手前の斜度が17%というトリッキーなコースだった。最後はフィリップ・ジルベール(BMC)やファビアン・カンチェッラーラ(トレック・セガフレード)といったビッグネームもスプリントに加わったが、ゴール手前で抜けだしたのはロバトだった。

しかし、スプリンターのマルセル・キッテル(エティックス・クイックステップ)も4秒遅れでゴール。最終日の平坦ステージを残し、6秒遅れの総合3位に留まり、ボーナスタイムによる逆転優勝の可能性を残した。
 
斜度17%のゴールに4秒遅れで入ったカンチェッラーラ、ジルベール、キッテル 
斜度17%のゴールに4秒遅れで入ったカンチェッラーラ、ジルベール、キッテル 

南アフリカのディメンションデータは不運な1日だった。4秒遅れの総合5位だったディフェンディングチャンピオンのマーク・カヴェンディッシュが終盤にパンクで集団から脱落。総合争いからも脱落してしまった。さらにオーストリアのベルンハルト・アイゼルが落車で鎖骨を骨折し、レースを途中棄権した。
 
 
鎖骨骨折でレースをリタイアしたアイゼル         
鎖骨骨折でレースをリタイアしたアイゼル         
 
区間優勝したロバトは「この勝利を息子に捧げるために、フィニッシュラインで親指を口に咥えた。ボクはこの勝利を、回復を願ってアドリアーノ・マローニにも捧げる。この勝利の後で、ボクの目標はミラノ~サンレモだ。それは選手として夢だ。もし、同胞のオスカル・フレイレが彼のキャリアで勝った半分を勝てたら、月を飛び越えるくらいうれしいだろう」と、語っている。
 

■第3ステージ結果[2月5日/ザ・ウエスティン・ステージ(ドバイ国際マリーナクラブ~ハッタ・ダム)/172km]
1 フアンホセ・ロバト(モビスター/スペイン)4時間13分23秒
2 ジャコモ・ニッゾロ(トレック・セガフレード/イタリア)+2秒
3 シルバン・ディリエール(BMC/スイス)+4秒
4 ファビアン・カンチェッラーラ(トレック・セガフレード/スイス)+4秒
5 フィリップ・ジルベール(BMC/ベルギー)+4秒
6 マルセル・キッテル(エティックス・クイックステップ/ドイツ)+4秒
7 ゴルカ・イサギレ(モビスター/スペイン)+7秒
8 ダニエーレ・ベンナーティ(ティンコフ/イタリア)+7秒
9 ダビデ・レベッリン(CCC/イタリア)+7秒
10 マッテーオ・トレンティン(エティックス・クイックステップ/イタリア)+11秒
25 エリア・ビビアーニ(チームスカイ/イタリア)+32秒
■第3ステージまでの個人総合成績
1 ジャコモ・ニッゾロ(トレック・セガフレード/イタリア)11時間56分11秒
2 フアンホセ・ロバト(モビスター/スペイン)+2秒
3 マルセル・キッテル(エティックス・クイックステップ/ドイツ)+6秒
4 シルバン・ディリエール(BMC/スイス)+12秒
5 ゴルカ・イサギレ(モビスター/スペイン)+19秒
6 フィリップ・ジルベール(BMC/ベルギー)+21秒
7 ファビアン・カンチェッラーラ(トレック・セガフレード/スイス)+21秒
8 ダニエーレ・ベンナーティ(ティンコフ/イタリア)+24秒
9 ダビデ・レベッリン(CCC/イタリア)+24秒
10 ソフィアン・ハディ(スカイダイブドバイ/モロッコ)+25秒
(http://www.dubaitour.com)