ニュース

日本からキナンサイクリングチームも参戦! ボルタ・ア・バレンシアナが開幕

レース
2月3日~7日の日程で開催されるUCIヨーロッパツアー2.1クラスのステージレース「ボルタ・ア・バレンシアナ」が開幕。第1ステージのベニカシム~オルペサ・オロペサ・デル・マールの16.25㎞個人タイムトライアルが行われた。
 
2008年以来8年ぶりの開催となるこのレースは、1929年から続く伝統あるレース。過去の勝者にはエディ・メルクスやベルナール・イノーなど名選手の名前もある。
 
大会名の通り、スペイン南東部のバレンシア地方を舞台とする5日間614.95㎞のステージレースには、チーム・スカイ、カチューシャ、モビスター、エティックス・クイックステップ、アスタナといったグランツール常連チームを含め、計25チーム191名が出場。トム・ボーネンやホアキン・ロドリケス、ダニエル・マーティンら有名選手が、スタートリストに名を連ねた。
 
トム・ボーネン(エティックス・クイックステップ)が出場。初日は1分26秒遅れの61位
トム・ボーネン(エティックス・クイックステップ)が出場。初日は1分26秒遅れの61位
個人タイムトライアル世界チャンピオンのヴァシル・キリエンカ(チーム・スカイ)は21秒遅れの3位
個人タイムトライアル世界チャンピオンのヴァシル・キリエンカ(チーム・スカイ)は21秒遅れの3位


日本からは、和歌山県を本拠地とするキナンサイクリングチームが出場。幅広い国からの出場を望むレース主催者と、若手選手育成の場を望むキナンサイクリングチームの希望が合致し、今回の出場が叶った。メンバーは、マルコス・ガルシア、ジャイ・クロフォード、ウェズリー・ザルツバーガー、伊丹健治、野中竜馬、中西重智、阿曽圭祐の7名。
 
初日は16.25㎞の個人タイムトライアル。地元スペインのルイス・レオン・サンチェス(アスタナ)や世界チャンピオンのヴァシル・キリエンカ(チーム・スカイ)を上回って優勝したのはウォウター・ポールス(Wouter Poles チーム・スカイ)。
 
キナンサイクリングチームは、マルコス・ガルシアが2分15秒遅れの115位に入り、これがチーム最高位となった。トップチームがタイムトライアルバイクを惜しげもなく投入する中、ノーマルバイクにDHバーを付けて走るという機材的制約の中での結果について、「悪くない結果」とガルシアはコメントした。
 
第2ステージは1150mの第1級山岳にゴールする163.3㎞。12%の最大斜度がある残り15㎞の上りは、この大会の趨勢を決めるかもしれないコースだ。

 
キナンサイクリングチームではマルコス・ガルシアが2分15秒遅れの115位
キナンサイクリングチームではマルコス・ガルシアが2分15秒遅れの115位
第1ステージ優勝のウォウター・ポールス(Wouter Poles チーム・スカイ)
第1ステージ優勝のウォウター・ポールス(Wouter Poles チーム・スカイ)


 
<第1ステージ 結果>ベニカシム~オルペサ・オロペサ・デル・マール 16.25㎞ 個人タイムトライアル

1位 ウォウター・ポールス(チーム・スカイ) 22分34秒
2位 ルイス・レオン・サンチェス(アスタナ) +15秒
3位 ヴァシル・キリエンカ(チーム・スカイ) +21秒
4位 ディエゴ・ロサ(アスタナ) +22秒
5位 ホセ・エラダ(モビスター) +26秒
6位 ビクトル・カンペナルツ(ロット・NL)
115位 マルコス・ガルシア +2分15秒
153位 ジャイ・クロフォード +2分52秒
180位 中西重智 +3分54秒
181位 ウェズリー・ザルツバーガー +3分57秒
184位 野中竜馬 +4分14秒
183位 阿曽圭祐 +4分13秒
187位 伊丹健治 +4分31秒


問・キナンサイクリングチーム http://kinan-cycling.com