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シクロクロス世界選で史上初のメカニカル・ドーピング違反が発覚!

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ベルギーのフーズデン・ゾールドルで開催されているUCIシクロクロスの世界選手権で、史上初めて自転車に電動モーターを仕込むメカニカル・ドーピングの違反者が発覚し、大騒動になっている。

国際自転車競技連合(UCI)は、1月30日に開催された女子アンダー23カテゴリーで行った自転車の検査で、技術的な詐欺行為についてのUCIレギュレーションに従い、1台の自転車がより一層の調査のために引き止められたと発表した。

UCIはこの自転車が、表彰台に上がった選手たちには関係していないとだけ発表し、違反者の名前や詳細はまだ明らかにしていない。


しかし、ベルギーのスポーツチャンネル『スポルザ』は、これがベルギーのフェムケ・バンデンドリーシュ(19)だと報じた。彼女はアンダー23ヨーロッパチャンピオンで、世界選の優勝候補だったが、この日は途中リタイアしていた。

その後、ベルギーのフランス語放送局RTBFも、ベルギー車連のヨス・スメッツ監督が、問題の自転車はバンデンドリーシュのものだと認めたと報じている。


この自転車検査は、メカニカル・ドーピングと呼ばれている、フレームの中に電動モーターを仕込む不正行為を摘発する目的で2010年から行われているもので、競技終了直後に自転車をX線検査機でチェックする。

ロードレースではメカニカル・ドーピングの存在が長らく物議をかもしているが、これまで実際に自転車検査で引っかかった選手はいなかった。(http://www.uci.ch/)


 
eバイクがすでに大きなマーケットになっているヨーロッパにおいて、アシストユニットの発展は目覚ましいものがある。その目的はもちろん今回のような使途のためではない。写真のフレームに内蔵できるタイプのパワーアシストユニットは、2014年のユーロバイクで発表されていたもの。

今回のメカニカルドーピングで実際に使用されたものと同じタイプかは断言できないが、このプロトタイプは最大200wの出力を出せるという説明だった。ただし、バッテリーはフレームに内蔵しておらずサドルバッグに収納する構造だった。