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オーストラリア選手権ロードでボブリッジが2度目の優勝!

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真夏のオーストラリアで開催されていたオーストラリア選手権は、1月10日にエリート男子のロードレースを競い、26歳のジャック・ボブリッジ(トレック・セガフレード)が、2011年につづいて2度目の優勝を果たした。

2位はキャメロン・マイアー(ディメンションデータ)、3位はパトリック・レーン(アバンティ)だった。

ボブリッジはサーキットコースを18周したレースの、1周目に集団から逃げ出した21人の1人だった。そこから彼はバーニー・サルツバーガー(ドラパック)と一緒に先行したが、残り9周でサルツバーガーが遅れたため、独走が始まった。

残り5周でボブリッジと集団のタイム差はまだ8分半あり、地元唯一のUCIワールドチームとして負けられないオリカ・グリーンエッジとBMCが追撃した。しかし、パーシューターでもあるボブリッジは、最後まで集団に捕らえられることはなかった。

優勝したボブリッジはこう語っている。「ボクにとって今までで最高の走りだった。まだ本当に実感がないけれど、正直言って90kmとか100kmの独走は違う次元だと思うよ。ナショナルタイトルを勝ち取るのは素晴らしい。ヨーロッパでオーストラリアのストライプを着ることができて、それを1年間みんなに見せられるんだから」

「これはボクにとっても、ボクのチームであるトレック・セガフレードにとっても大きな勝利だ。チームはボクを信頼してくれて、2度目のチャンスをくれたんだ。彼らには感謝のしようがないよ」

ボブリッジはこれまでガーミン、オリカ・グリーンエッジ、ベルキンというトップチームで走り続けていたが、昨シーズンは良い契約が取れず、UCIコンチネンタルチームのバジェット・フォークリフトに所属していた。

今季は米国のトレック・セガフレードとの契約が取れ、シーズン開幕からナショナルタイトル獲得を獲得してチームに最初の勝利をもたらし、恩返しができた形になった。
 
 
得意の独走で2度目のナショナルタイトルを獲得したボブリッジ
得意の独走で2度目のナショナルタイトルを獲得したボブリッジ
 
[オーストラリアロードナショナル選手権/ブニンヨン]

■ロードレース・エリート男子[1月10日/18周/183.6km]

1 ジャック・ボブリッジ(トレック・セガフレード)4時間40分30秒
2 キャメロン・マイアー(ディメンションデータ)+2分52秒
3 パトリック・レーン(アバンティ)+3分53秒
4 ネイザン・ハース(ディメンションデータ)+4分56秒
5 ジャイ・マッカーシー(ティンコフ) +4分56秒
6 サイモン・ゲランズ(オリカ・グリーンエッジ)+4分56秒
7 サミュエル・スポークス +4分56秒
8 ロビー・ハッカー +4分56秒
9 パトリック・シャウ +4分56秒
10 マシュー・クラーク +4分56秒

■ロードレース・エリート女子[1月10日/10周/102km]
1 アマンダ・スプラット(オリカ・AIS)2時間56分45秒
2 ルース・コルセット
3 レイチェル・ネイラン(オリカ・AIS)+2秒

■ロードレース・アンダー23男子[1月9日/13周/132.6km]
1 クリス・ハミルトン 3時間29分23秒
2 ルーカス・ハミルトン
3 マイルズ・スコットソン +15秒
(http://www.cycling.org.au/Events/Road-National-Championships)