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第6代目「自転車名人」に渡辺 航さんが就任

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特定非営利活動法人自転車活用推進研究会は、11月7日(土)サイクルモード・インターナショナル 2015のメインステージにおいて、自転車名人第6代目に『弱虫ペダル』の作者・渡辺 航(わたなべ わたる)さんを選定したと発表した。

渡辺先生のコメント:自転車名人に選ばれて、本当に光栄です。僕はもともとモーターサイクルに乗っていたので、信号待ちで一番前に出るクセがありました。でも自転車では一番後ろのクルマにつくほうが安全。一番大切なのは自分の体です。弱い立場であることを理解した上で行動すれば、クルマの運転者にもわかってもらえると思います。みなさんにも安全に気をつけて自転車を楽しんでほしいです。

 

名人に選んだ理由:
あなたは『弱虫ペダル』作者として自転車を題材とした文芸作品に一時代を画し、自転車ロードレースの存在を世に広め、サイクリストたちの熱烈な支持を勝ち得たばかりか、少年少女たちの心をわしづかみにしたうえ、若い女性たちをロードの世界に引き摺り込むという前代未聞の成果をあげてきました。

いまや『弱虫ペダル』は、少年漫画の域を大きく超え、TVアニメーション、映画、舞台にまで力強く羽ばたき、多くの人々に自転車がもたらす楽しさを拡め、挑戦する心をかきたて、達成する快感を与えるとともに、自転車を、生活を豊かにし、人生に潤いを与える特別な存在へと押し上げる大きな力となっています。

自転車の市民権確立を目指す自転車活用推進研究会は、こうした功績に深く感謝し、自らもサイクリストであるあなたを「第六代自転車名人」として認め、その自転車ライフを永く語り継いでまいります。
 

特定非営利活動法人自転車活用推進研究会
BicycleUsagePromotionStudyGroup
http://cyclists.jp

自転車名人はNPO自転車活用推進研究会が2年に一度、各界のサイクリストの中から社会的に良い影響を与えた人を選定し、称号を贈っているもので、2005年に初代、故・忌野清志郎さん、2代目・鶴見辰吾さん、3代目・勝間和代さん、4代目・片山右京さん、5代目・谷垣禎一さんと続き、今回で6代目となります。

名人は選ばれると終生名人であり、サイクリストとしての矜恃を保つことを要求される他はいっさいの制約を受けません。NPO自転車活用推進研究会では歴代の自転車名人が自転車市民権確立のために、それぞれの判断で活躍してくれることを祈っており、歴代名人はその期待に応え続けています。