ニュース

窪木一茂がNIPPO・ヴィーニファンティーニ加入!

レース
ジャパンカップ明けの10月19日(月)、イタリア大使館にてNIPPO・ヴィーニファンティーニの記者会見が行われ、谷垣禎一氏、橋本聖子氏、クリスティアーノ・デローザ氏などのVIPが出席した。その華やかな場でチーム監督の大門宏氏は、2015 全日本選手権ロードレースで優勝した 窪木一茂(現Team UKYO)がNIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザに加入すると発表した。
 


大門監督は「トラックで3回、ロードで1回タイトルを穫っており、いま日本で最も強い選手だと思います。活動の場を世界に移すことで、その資質を生かして憧れの存在になってほしい」と期待を込めて話した。

窪木選手は加入を決めたきっかけについて「海外で挑戦してみたいとずっと思っていました。6月に全日本タイトルを取ったあと自分の思考も周りの対応も変わりました。8月に大門監督に声をかけていただいてチャンスだと思い、決心しました」と語った。

今後の予定は、12月ごろチームのキャンプに合流してトレーニングを開始するが、1月はトラック競技アジア選手権に参戦する。ロードレースでは新城幸也のように海外で活躍することを目指しており、トラック競技(オムニアム)では8月のリオ五輪を狙う。

窪木一茂(Kazushige KUBOKI)
福島県出身、1989年6月6日生まれ(26歳)
173cm/68kg
脚質:スプリンター

学校法人 石川高等学校 日本大学卒業
2012〜2013年 マトリックス・パワータグ
2014年  TeamUKYO
2015年 宇都宮クリテリウム優勝
全日本選手権ロードレース 男子エリート優勝

 


また、来季より福島晋一(ふくしま・しんいち)が監督としてチームに加わる。福島は2007年にNIPPOがスポンサードする「NIPPO・梅丹本舗・EQA」、2013年には現チームの前身である「NIPPO・デローザ」に所属し、2013年をもって42歳で引退。その後は、JOCのスポーツ指導者海外研修員として、フランスのコンチネンタルチームで指導者としての経験を積んだ。

福島はその人柄やキャリアから、日本だけでなく、アジアやヨーロッパ、全世界にコネクションをもち、多くの人から信頼される存在。なかでもアジアについては、マレーシア籍のコンチネンタルチームを立ち上げた経歴があり、現役を引退した今でも彼の人気は衰えず、アジア各地の後輩選手から慕われている。

福島晋一のコメント
「JOCのスポーツ指導者海外研修事業で2年間、コンチネンタルチームであるフランスの『マルセイユ13・KTM』に派遣していただき監督の経験をさせていただきました。ロードレースの本場で日本人がヨーロッパ人を指導した経験は困難が伴う分、得るものも多く、この経験をさせていただいたことに感謝しております。

そして、来季『NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザ』に加入できることは大きな喜びであり、自分を大きくするチャンスであると受け止めています。今後チームがさらに上のステップに上がるためには、日本人選手がヨーロッパでステップアップして、強くなっていくことが必要不可欠であり、自分の使命はその指導および環境づくりという大切な役目であることを理解しています」

NIPPO・ヴィーニファンティーニ http://teamnippo.jp/