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3Tの2016年製品は”ホイール”を要チェック!

新製品
どのモデルもリム幅を25㎜とかなり広く、独自のリム断面形状によって空力性能、ハンドリングの向上と、転がり抵抗を低減している。
どのモデルもリム幅を25㎜とかなり広く、独自のリム断面形状によって空力性能、ハンドリングの向上と、転がり抵抗を低減している。

25㎜幅のワイドリムホイールシリーズが登場

イタリアンパーツメーカー3Tの2016年製品はホイールが大きく進化した。リムブレーキモデルの「オービスⅡ」シリーズと、ディスクブレーキ対応の「ディスカス」シリーズだ。

どちらもベースグレードの「プロ」、ミドルグレードの「チーム」、トップの「LTD」と3グレード展開される。
オービスⅡ LTDの展開はリムハイト35mm、50mm。それぞれにフルカーボンチューブラーとクリンチャーが用意されている。ディスカスLTDはリムハイト35mmと60mmのフルカーボンクリンチャーの2種類。

LTDグレードはベアリングに最初からセラミックスピード社製のものを採用しているというこだわりよう。


 

モジュラーハブにより多様なリヤエンド規格に対応

ディスクブレーキホイールのリヤハブには様々なリヤエンド規格に対応できる工夫が凝らされている。スペーサーやハブシャフトを交換することでクイックレリーズ以外にも12㎜スルーアクスルに対応。

リヤエンド幅は135㎜と142㎜の両方に対応することができる。UCIはまだリヤエンド幅がどちらに統一すべきかという明確な答えを出していない過渡期をフレキシブルに乗り切ることができる規格だ。ディスクブレーキローターの固定方法はセンターロックを採用。
 

スポークが”まっすぐ”リムとハブをつなぐように工夫

スポークパターンは前後ともクロス組で、ストレートプルタイプのスポークを使用する。ホイールとして重要な剛性と、ディスクブレーキの強大な制動力をしっかりと活かすために、スポークが途中でカーブしないようにする必要がある。

そのためにリムの断面形状はオフセットしているほか、ニップル穴はかなり左右にずらして開けてある。またニップルの根元に皿型のスペーサーをかませることによりニップルがまっすぐハブの方へ向くように工夫が凝らされている。
 

タイヤは23Cから使用可能

クリンチャーリムの外幅は25㎜あるが、タイヤのビートがはまる内側の幅は19㎜なのでタイヤ幅23Cから使用できるという。またリムの外幅と内幅の差が大きいので、リム内側にあるビートを引っ掛ける溝を深くとることができ、タイヤが外れてしまうリスクを軽減している。

オービスⅡシリーズ、ディスカスシリーズ価格

●オービスⅡシリーズ
LTD C35ステルス 前後セット価格/29万円(フルカーボンクリンチャー)
LTD C50ステルス 前後セット価格/31万円(フルカーボンクリンチャー)
LTD T35ステルス 前後セット価格/29万円(フルカーボンチューブラー)
LTD T50ステルス 前後セット価格/31万円(フルカーボンチューブラー)
チーム C35ステルス 前後セット/22万円(フルカーボンクリンチャー)
チーム C50ステルス 前後セット/23万円(フルカーボンクリンチャー)
プロ C35 前後セット/7万円(アルミクリンチャー)

●ディスカスシリーズ
LTD C35ステルス 前後セット価格/29万円(フルカーボンクリンチャー)
LTD C60ステルス 前後セット価格/31万円(フルカーボンクリンチャー)
LTD T35ステルス 前後セット価格/29万円(フルカーボンチューブラー)
LTD T60ステルス 前後セット価格/31万円(フルカーボンチューブラー)
チーム C35ステルス 前後セット/22万円(フルカーボンクリンチャー)
チーム C60ステルス 前後セット/23万円(フルカーボンクリンチャー)
プロ C35 前後セット/7万円(アルミクリンチャー)

※価格はすべて税抜




問:アキコーポレーション