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日本大が10年ぶりのロード優勝! 全日本大学対抗選手権自転車競技大会ロードレース

レース

日本大の吉田悠人が逃げ切り

ラスト6km、3人で先頭交代を続けて逃げる。右から吉田悠人、橋本英也、吉田優樹
ラスト6km、3人で先頭交代を続けて逃げる。右から吉田悠人、橋本英也、吉田優樹
全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称インカレ)ロードレースが8月30日(日)、長野県大町市美麻の公道コース12.6kmを14周回する176.4kmで行なわれ、3人の逃げから抜け出した吉田悠人(日本大)が制した。

終日雨の中行なわれたレースは耐久戦に。鹿屋体育大を中心とした攻撃が続いた11周目。メイン集団から橋本英也(鹿屋体育大)が単独抜け出し、そこへ馬渡伸弥(同)、日本大の吉田悠人と吉田優樹が合流し4人の逃げに。各校のエース格が揃うメイン集団は牽制様態が続き2分差となる。先頭は最終周回には吉田(悠)、橋本、吉田(優)の3人で先頭交代して逃げ切り、最後の登坂勝負で吉田(悠)が抜け出し優勝、日本大に10年ぶりのロード優勝をもたらした。
 
優勝した吉田悠人(左)は終盤に落車したが、橋本英也はそれを待った。右は3位の吉田優樹
優勝した吉田悠人(左)は終盤に落車したが、橋本英也はそれを待った。右は3位の吉田優樹
優勝した吉田悠人(日本大)のコメント
「(吉田)優樹のアシストのつもりで動き、逃げられるところまで逃げようとした結果です。日本大学としても笑顔で今年のインカレを終えることができたと思います」
後半30kmを独走した樫木祥子(駒沢大)が圧勝
後半30kmを独走した樫木祥子(駒沢大)が圧勝
女子は樫木祥子(駒沢大)が中盤から独走し圧勝。


ロードレースのほかトラック種目を含むすべての競技における総合成績を競う「大学対抗総合」は、鹿屋体育大が男女とも優勝、男子は3連覇に記録を伸ばした。










text&photo●高木秀彰