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次世代ロード用ディスクブレーキ規格「フラットマウント」がこれ

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来るべきディスクブレーキ搭載ロードバイク時代にむけて、シマノが提唱する新たなディスクブレーキのマウント形式が「フラットマウント」だ。その名の通りフレームに”フラット”に取り付けられる。そのプロトタイプをイタリアで行なわれたウィリエール・トリエスティーナの発表会会場にてキャッチした(写真のモデルの日本入荷は未定)。

これまでのディスクブレーキキャリパーは、取付台座がフレームから前後方向に数センチ飛び出した位置にあった。これは主な使用シーンがオフロードであったため、大きな径のブレーキローターで大きな制動力を発揮する必要があったからだ。

 

ロード用はオフロードほどの大きな制動力よりも、コントロール性を重視するために小さい径のディスクローターを使用することになるので、ディスクブレーキキャリパーがフレームにぴったりと寄り添う位置でも問題ない。

フラットマウントを採用することによって、フレームの形状がシンプルになるほか、ブレーキキャリパー自体がフレームから大きくはみ出さないため各部と十分なクリアランスを確保することができる。特にリヤブレーキには大切なことだ。

2017年からはUCIがロードレースでもディスクブレーキの使用を認可する予定になっている。今のところ、このブレーキマウント規格が近い将来のロードバイクの姿になる。