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プリアーモがドーピング事件で4年間の処分

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イタリアのマッテーオ・プリアーモが11月12日、国際スポーツ調停裁判所から4年間の競技停止処分を言い渡された。プリアーモは昨年7月にCERA(第3世代EPO)で陽性になったエマヌエーレ・セッラから、禁止薬物を提供したのは彼だったと告発されていた。セッラとプリアーモは昨年CSFグループ・ナビガーレでチームメートであり、ジロ・デ・イタリアでセッラは山岳区間で3勝して山岳ジャージを獲得。プリアーモも区間1勝していた。イタリア五輪委員会(CONI)は、プリアーモが世界アンチドーピング機関(WADA)が定めた規定の第2条(禁止薬物を選手に与えることを禁じた項目)に違反したとして、通常のドーピング違反であれば最高2年間のところを、4年間の処分を求めていた。今回、国際スポーツ調停裁判所の裁定により、プリアーモは正式に2009年2月27日から2013年2月26日までの4年間の競技停止処分を受けることになってしまった。現在27歳のプリアーモが処分が終わった後、現役復帰できるかは微妙だろう。CERAの使用を認め、薬物の提供者をCONIに自白したセッラは、昨年12月に通常2年間の競技停止処分を1年間に減刑され、すでに処分を終えてカルミオーロ・Aスタイルで復帰している。