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カンパニョーロ 創業80周年セレモニーを開催

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イタリア北東部の街、ヴィチェンツァ。ルネサンス期に活躍した建築家、アンドレア・パッラーディオによる美しい建物が街を彩っている。その街並みは、ユネスコの世界遺産「ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオのヴィッラ」の一部として登録されている。
そんな街に、自転車の歴史にとってなくてはならない企業がある。「カンパニョーロ」社だ。今年で創業80周年を迎える同社は、ジロ・デ・イタリアの第17ステージがヴィチェンツァにフィニッシュするのに合わせて本社で盛大なセレモニーを開催した。

 

スピーチする社長のヴァレンティノ・カンパニョーロ氏

駐車場に設置された特設テント内には、大型スクリーンを設置したステージが用意され、歴代のカンパニョーロ製品を使用した名車が飾られた。
会場には、エディ・メルクスやミゲール・インデュライン、グレッグ・レモン、ヤン・ヤンセンなど、同社の製品を使って幾多の勝利を収めた英雄たちがゲストとして招かれた。また、協力関係の深い自転車ブランドからもウーゴ・デローザ、ファウスト・ピナレロ、エルネスト・コルナゴ、マーカス・ストークらが出席。気絶しそうなほど、濃密な空間となっていた。
カンパニョーロが、自転車ロードレースとともに歩んできたことがよくわかる。これからも、レース現場はもちろん一般のライダーたちの要望を満たすような製品を、世に送り出し続けるだろう。

 

エディ・メルクスとミゲール・インデュラインのツーショット。同社の偉大さを象徴する2人だ。