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【速報】スカイがウィギンスのツール不参加を発表

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英国のスカイプロサイクリングは、ツール・ド・フランスの参加選手選考からディフェンディングチャンピオンのブラッドリー・ウィギンスが外れたと発表した。

ウィギンスは5月18日に、胸部の感染症が悪化してジロ・デ・イタリアを棄権し、治療と休養とヒザの検査のために帰国しいた。スカイのチームドクターによれば、胸部の感染症は完治したが、ヒザの怪我は予期していた以上に深刻であることが検査で判明し、集中的な治療が必要だという。そのためにウィギンスは5日間休養する必要があり、トレーニングを完全に再開には2~3週間かかるという。つまり彼は、ツールの調整レースであるクリテリウム・デュ・ドーフィネにも、ツール・ド・スイスにも参加できなくなってしまったわけだ。「ツールに出られないのは大きな失望だ。ボクはチームのためにもファンのためにもどうしてもそこにいたかった。けれどそれは実現しそうにはない。ボクは必要なトレーニングができず、準備ができていない。それを一度受け入れたら、残された時間を気にしながらケガやレースを心配する必要がなくなってホッとする。ボクは以前、鎖骨を骨折したときにこういう状況を経験しているから、どうすればいいのかわかっている。今シーズンの新しい目標を決めて、それに集中するよ」と、ツール不参加が決まったウィギンスはコメントしている。ディフェンディングチャンピオンがツールに参加しないのは、2008年にアルベルト・コンタドールが招待を受けられなかった時以来となる。100回記念大会となる今年のツール・ド・フランスは、今月29日にコルシカ島で開幕する。(http://www.teamsky.com/)