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パッソーニのコンセプト・ギャラリー PASSONI POINT TOKYOがオープン

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東京都千代田区に日本初となる専門店『パッソーニポイント トウキョウ』がオープンした。オーナーのボディサイズ採寸から、カラーやコンポーネントをはじめとした車両の仕様に関するミーティングまですべてを請け負うほか、クラシカルなモデルからスパルタンなレースバイクまで複数の完成車を展示。組み上げ前のチタニウムパイプ、ステンレスパイプなど、とても貴重なマテリアルも展示している。『パッソーニポイント トウキョウ』を訪れる際は事前連絡が必要となる。

パッソーニ ポイント トウキョウ

〒101-0032 東京都千代田区岩本町2-16-10-B1F TEL/FAX : 03-5829-9549

 

 

時を同じくして、イタリア・コモ湖にほど近いパッソーニ社のアトリエがリニューアルした。無駄な装飾のない空間はシンプルで美しい。と同時に、熟練の職人達が世界中の顧客からのオーダーに対し一切の妥協を廃してフレームと向き合う、一種の戦場でもある。予約をすれば見学も可能。

パッソーニとは?:ハンドクラフト専門の最高級バイクメーカー、イタリア・パッソーニ社は、昨今の世界的な自転車業界における潮流『効率主義・マスプロダクト化』『有名ブランドのグループ化』の流れには目もくれず、一切の作り置きをせずにすべてのバイクフレームをユーザー個々の体格に合わせて作る『ビルド・トゥ・オーダー』に一貫。オーナーのボディサイズ採寸から始まる行程はオートクチュールの如く、一つ一つ『専用』に作ることを信条としている。

 

パッソーニの歴史:1970 年初頭、冷戦も終盤にさしかかり、東側諸国から亡命してきた技術者たちにより『チタニウム』の加工技術がヨーロッパ各国の民間企業にもたらされた。高価で加工が非常に難しいチタニウムは、まだ軍事兵器用素材としての役割が主であったが、その軽さと強さ、耐食性の高さ、そして独特のしなりによる乗り心地の良さ、そして何より独特の輝きと雰囲気に初代パッソーニは惚れ込み、息子と共にメーカーを立ち上げた80 年代から現在に至るまで、伝統的にチタニウムを使用し続けている。今や『ハイエンドチタニウムフレーム=パッソーニ』の図式は世界的にも浸透。ロードレーサーフレームの主流がカーボンとなった今日でも、パッソーニはチタニウムにこだわり、軽く、乗りやすく、丈夫で美しいフレームを『一生乗り続けられる本物』として作り続け、これが同社のアイデンティティとなっている。

素材へのこだわり:使用されるパイプは『車種』と『サイズ』毎に最適な厚さ、そして径を持つ特別仕様の『パッソーニ専用パイプ』を用意、職人が一つ一つ丁寧に溶接し、時間をかけて磨き上げ、そして組み上げている。同社は、特に加工の難しいチタニウム製バイクを得意としており、その溶接技術の高さ、組み上げられるバイクの圧倒的な仕上がりの良さなどから、『孤高のハンドクラフトバイク』とも称されている。本国イタリアを始め、世界中のパッソーニポイントにて、スポーツ選手やショービズ界のVIP など、セレブリティのトレーニングアイテムとしても好評を得ており、世界の自転車愛好家からは最後にたどり着く境地、『アガリの一台』とも呼ばれている逸品となっている。

問・ブレイントレーディング(パッソーニ)www.passoni.jp