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サイクルモード プロロゴ、軍用素材を採用したサドルを発表

新製品

ファビアン・カンチェッラーラやアルベルト・コンタドールなどトップ選手にも愛用者の多いイタリアのサドルメーカー「プロロゴ」。同社がサイクルモードで発表した新製品「スクラッチプロナックCPC」にはなんと軍用素材が使用されている。プロロゴの特長としてあげられるのが、スライドコントロールというサドルトップに配置された滑り止め加工だ。ペダリング中に腰がどんどん前へと動いてしまうのを防ぐための工夫だが、ここにCPCテクノロジーという素材を使用。見た目は極小の吸盤が多数配置されたゴム素材で、ヘリコプターからワイヤを伝って降下する際に、ワイヤをにぎるグローブの手のひら側に採用されていたもので、非常に高いグリップと耐久性をもっている。

これをサドルトップに配置することでペダリング中も腰の位置が安定し、またウエアとの間にすき間が出来るのでクーリング効果もある。ロード用モデルのほか、TTモデルもあり、深い前傾を取るときに使うサドル前側にCPCが使用されている。サドル表皮が乾きやすいので、トライアスロンでも有効なアイテムになるだろう。

また、CPCを使ったグローブも発売される。会場でテストしてみたがかなりのハイグリップに驚いた。最近のフルカーボンハンドルのようにハンドルトップまでバーテープを巻かないような場合でもしっかりとグリップする。あまりにハイグリップなので、サイズ選びは慎重に行ないたい。

ロード用モデルの「スクラッチプロナックCPC」(写真右)、TTやトライアスロン向けの「ゼロII TTナックCPC」(写真左)。いずれも価格は2万9000


CPC素材のアップ写真、細かい火山のようなカタチをした突起がびっしりと並んでいる


サドルと同じくCPCを手のひらに使用したグローブ「グローブCPC」価格は9000

 

 

プロロゴのGMであるモルガン・ニコル氏が来日、直接質問に答えてくれた

 

問・服部産業 http://www.hattori-sports.com/prologo/

インターマックス http://www.intermax.co.jp