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パリ~ルーベ 踏切事件

レース

4月12日、パリ~ルーベでデゲンコルプが初優勝!ミラノ~サンレモにつづいて2つ目のモニュメント制覇という速報をお届けした。そのレースの影で、踏切の遮断機が降りているのに強行突破した選手たちがいた。

 

 

手元にある2014JCF競技規則(UCI準拠)を見ると、第85条ワンデイロードレースの21項に(平面交差の踏切)遮断機の降りている踏切を通過することを禁止する。こうした違反に対する法的制裁を別にして、違反競技者は、コミッセールにより、その競技から失格とされる。こう明記されている。

AFP時事によれば、大会関係者は「遮断機が閉まり始めたとき、プロトンは10mの距離にいた」「先頭を走る選手が万全を期して安全に止まるとこは不可能だった」「一時的にレースをニュートラル状態にして、停止した選手が不利にならないようにした。我々は規則の精神を順守した」とコメントした。結局、2位から4位までの3選手が失格になった。

遮断機の降りている踏切を通過することを禁止、と競技規則に記されているのは、過去にも同様の事案が繰り返されてきたためである。