ニュース

レベッリンの北京五輪銀メダル剥奪へ

レース

イタリア・オリンピック委員会(CONI)は11月17日、国際オリンピック委員会(IOC)から「IOC懲罰委員会は2008年北京オリンピック自転車競技男子ロード種目で2位だったイタリアのダビデ・レベッリンを失格とした。授与されたメダルと賞状は回収されるだろう」というコミュニケを受け取ったと発表した。

現在38歳のレベッリンは、昨年8月に開催された北京オリンピックで、優勝したスペインのサムエル・サンチェスについで2位になり、銀メダルを獲得したが、この時行われたドーピング検査で、CERA(第3世代EPO)の陽性になったことが今年4月に発覚した。しかし、ドーピング違反によるレベッリンの処罰はまだ確定していない。レベッリン本人は、陽性発覚後はメディアに対して沈黙を守っている。

IOCのコミュニケによれば、この失格は国際自転車競技連合(UCI)から順位変更の要請を受けて行われたという。CONIは発表の翌朝に会議を開いてこの一件を話し合うとしている。北京オリンピックの男子ロード種目は、スイスのファビアン・カンチェッラーラが3位、ロシアのアレクサンドル・コロブネフが4位だった。レベッリンの銀メダル剥奪が確定したことで、カンチェッラーラが銀メダル、コロブネフが銅メダルを受け取ることになるだろう。